第8節 部内恋愛 伊頼と波凪
「ねぇ
「
「いけませんか?」
この調子じゃ、キャプテンや西くんに言われたら余計に
正解だったわよ、翔くん。
「知ってるでしょう? 私も
ポッと
「どうしてって……かっこいいなって思ったから」
「あら、カッコいいなら、2年の
「だって!
「よく
「サッカー選手って何歳までやれるか、知ってる?
もちろん、40、50過ぎてもサッカー続けている選手もいるけど、平均すると26歳くらいで引退するのよ。野球などに比べて、選手生命は
「90分走らなきゃならないし、コンタクトスポーツだから……」
「そのとおりね。だから
「
「最初は私もそういうとこ、寂しいって感じたこともあったわ。でもね、わかってきたの。
だから、私も協力するようになって。そしたら、気にならなくなったの。むしろ、サッカーを含めた
「どういうことですか?」
「
だから、
「私、今でも十分幸せですよ。それに、なんか、そういうのって違うと思います。
「あら、私、自分を
人ってたくさんのことを一度に考えるのって苦手みたい。特に男ってそうなのかしら?
だから、出来るだけサッカーに集中できるような環境を作ってあげたいと思ってるだけよ。私はサッカーやっている
「あの、私は
「そんなこと、ないでしょう?
そんなことないから
でも、自分が
「一緒にいることで、うまくいかないこともあるってことですか?」
「人間だからね。
いつもいいコンディションで練習してもらいたいからね。まぁ、さっきも言ったように睡眠管理とか食事とか、
「なんか、大変ですね……」
「大変と思うかどうかは、自分次第よ。私もこう見えて、結構自分中心に考えてやってるの。22時すぎたら、私は読書タイムよ。普段忙しくて読めない小説を読んだりね。
あと
「わかりました」
「あの……関係ないんですけど、もう一ついいですか?」
「
「さあどうかしら、それは
そうそう、
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