クラスメイトの同居人

第13話 長い１日から解放！？

ガチャ　パタン…

「……やっと…家に戻れたって感じ…」

バイトが終わり、要約、自分の部屋に戻って来る私。

「…ただいま…」

「おーーーっ！！」

ビクッ

「朋花ちゃーーん♪おかえりーーっ！」

部屋の奥から言いながらバタバタと駆け足で駆け寄ってくるのが分かった。

グイッと引き寄せられ、ぎゅうっと抱きしめられた。

ドキッ

「うわっ！！ちょ、ちょっと！な、何？」

「１日が長く感じたーー」

「それはオーバーでしょう？大袈裟だよ」

「いやいや、俺はそれ位長く感じた！」

抱きしめた体を離す瀏司。

「それよりさ、お前、何処にいたの？」

「えっ？実家に戻…」

「嘘ばっか」

「えっ！？」

「俺のバイト先の先輩の所にいただろ？」

「えっ！？バイト先の先輩っ！？」

「そう！今日、バイト中に話が出て、お前だって分かった。拓海先輩の所だろう？」

「あー、うん。そういう名前だった」

私達は移動する。

「無事で良かった！あっ！そう、そう！仔猫のリオ見た？」

「うん、見た見た。超可愛いよねー♪」

「お前になついてたって話しじゃん？」

「あー、そういえば言ってたな〜」

「まあ、土管にいりゃなつくよな？」

イタズラっぽく笑う瀏司。

「だって！仕方ないじゃん！親に話をしたら無理って言われて、友達にも無理って言われて行く宛ないし！」

「相当雨にも濡れただろう？」

「…それは…」

「先輩来なかったらと改めて考えると…本当、先輩には感謝だな」

「まーね…」

「しかし風邪引かなかったのは…お前馬鹿？」

ムカッ

腹が立つ。

「はぁっ！？」

「だって馬鹿は風邪引かないって言うし」

「偶々、運が良かっただけです！」

「もしかして先輩に温めてもらった？そういや…先輩…」

「変な事、言わないで！私達は初対面だし！」

「そんなの分かんねーじゃん！」

「あのねーっ！」

私達は騒ぐ。

やっぱりコイツと

こうして冗談言い合って

馬鹿し合って言い合うのは楽しい

私達は色々と話をしていた。