2023年10月19日(木)
可愛い子は何をしても可愛い。
訳ではない。
吾輩、そう思うのである。
可愛いからといって自分にとって意地悪であった場合、可愛くはないのである。
勿論、顔が可愛いという事実は変わらないが、可愛く見えなくなるのである。
だから何をしても可愛いという*事実*は変わらないが、
可愛く見えるかは別であるのだ。
失礼な話、素っ頓狂な声をあげてしまうような見映えであっても、
性格が可愛ければ可愛くは見えるのである。
古い話、自分にとって健気である人や親切な人は、
どうであっても可愛いのだ。
職場見た目だけでなく性格までも愛らしい、名実ともに可愛い人がいる。
控えめだが一生懸命。
人への配慮もそれなりにでき、顔も可愛い。
密かに推しているのである。
伝えたいが、伝えられぬ。
そんなことを伝えでもしたら、昨今流行りのハラスメント扱いされたら怖いのである。
だから口をかたくかたく閉ざし、心秘めているのである。
が、
とても愛らしい。
ころころ変化する表情も、謎のジェスチャーも。
いつも何かしらの動作を取る前に
ワンアクション、非常口の人間のポーズ真似するのである。
謎だが非常に可愛い。
愛らしくてたまらないのである。
だが、口外はできぬ。
決してできぬ。
「〇〇ちゃん、かっ、か可愛いよね、すすすすす凄く凄く推してます!
推してますっ!
い、いつも見てるよっ!
ハスハスっ、くんかくんかっ、レロレロっ!」
なんて伝えてしまえば、何もかもが崩壊の道を辿り職も失うかもしれないのである。
愛を伝えるのも難しい時代なのだ。
吾輩、可愛い推しへの愛と苦しみによる
ため息が止まらぬ今日この頃であった。
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