2022年11月29日(火)

今年から同じ所属に配属された新卒の新人君がいる。




インターン的なのが去年あり、その時に来ていた子であるが、




優秀で呼ばれた訳ではない。





インターン的なの終了前から、社内で





「あいつヤバくない?」と囁かれ、






挙句、







終了日の評価で






「お前みたいな奴、うちは絶対雇わないし、よそも受からない!」





と怒鳴られたらしい子である。





あだ名は、ヤバ新。





吾輩が、今名付けた。





ヤバ新は、






優秀とは呼べないだろうが、ダメな意味では超優秀だったのかもしれない。






そんな人間を雇うだなんて、








人間何がどうなるかは分からないとは、まさにこのこと。






それならば、吾輩の小説も陽の当たる場所に晒されても良いように思うが、






依然として、ドブの中を平泳ぎしている最中である。






流石にドブはきついので、岸を探して猛スピードで泳いでいるが、







川が広過ぎて上がれぬ。







蜘蛛の糸も垂らされないようだ。







御釈迦様は、昼寝でもしていらっしゃるのだろうか。






カンダタ(蛇多)の悪行と並ぶほどの悪しき作品を生み出してはいるが、






吾輩、誰も傷つけてはいない。






駄作を披露し、醜態を晒しているだけである。






自分一人が傷ついているだけである。






何故、大悪党カンダタを救う糸を垂らすのに、吾輩を救ってはくれぬのか。






カンダタの悪行よりも、クソで害悪な作品とでも言いたいのだろうか。







許せぬ。







仏や神でも許せぬ。








吾輩、空をキッとひと睨み。







唾を吐きかけてやった。








曇りの空が、広々としている。







雨が降るかもしれない。








ぴちゃり。ぐちゃ…。









額に何か降ってきた。








ねっちょりしている。









しかも唾臭い。







肉だんごの匂いもまじっている。








お昼に食べたやつだな、きっと。







…………。。。。。。。。。






さすが。







天に唾なすと自分に返るなんて、昔の人はよく言ったものだ。






おまけに、う○こまでつけてくれるとは。






泥だらけのスニーカーから悪臭が漂う。





どうやら、吾輩、





この泥糞まみれのスニーカーで、






電車も時間も、







自分自身も追い越せなくなったようだよ、ね、マ○キー。






なんだか、いよいよ冬がはじまるようです。吾輩のすぐ側で。








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