2022年11月25日(金)
発狂した。
職場の誰もが椅子から転がり落ちた。
コーヒーだの紙の資料だのが乱れまう。
吾輩の顔に、沢庵が飛んできて貼りつく。
誰かのお弁当の添え物であろう。
だがそれどころではない。
眼帯みたいに貼りついているが、それどころでもない。
沢庵竜菊宗の誕生である。
いや、そんなことはどうでも良い。
カクヨムを数時間おきに開いて見てしまう吾輩。
発狂してしまう。
サイトに繋がらないのである。
何をどうしようが別端末で開こうが、開いてくれないのである。
こんなくだらない日記なんぞつけているからとうとう、
このサイトから追い出されたのかと焦ってしまう。
顔が酢臭いのは貼りつく沢庵のせいか。
飛ばしてしまった本人であろう爺さんが、
吾輩の顔から沢庵を必死に剥がそうとするが中々上手くいかない。
文句の一つでも言ってやろうかと思うが、
「びっくりしたなぁ、もう。誰だよ。」と
爺さんがぶつくさ言っているので何も言わないことにした。
誰のせいで驚くはめになったのか、気付いていないようであるから無言に徹する。
それよりサイトから追い出されてしまった。これは迫害である。
こんなつまらない日記でも楽しみにしてくれている人はいるのである。
多分。
それなのに、その人達から楽しみを奪うなんて悪魔の所業ぞ。
吾輩だって、必死に書いているのに可哀想じゃないか。
千と千○の神かくしにでてくる坊も泣き止むほどの、
どでかい声で泣き叫んでやろうかと思っていると、
スマホの通知がチロリン。
「カクヨム メンテナンス 終了しました。」
顔の沢庵が、ようやく剥がされた。
ホッとした。
吾輩の白い肌に黄色の染みが薄く付いているが、今日は勘弁してやろう。
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