第三章 新しい出会い

英雄と剣

 クラウスがこの世界にやってきてから、既に半年が過ぎていた。


 これまでに、この世界に住む獣や亜人たちに何度襲撃を受けてきただろう。

 それは既に彼の日常となっており、今はもうその回数を数えるのもやめてしまっていた。


 不死の肉体を駆使して戦う事にも、もう慣れてしまった。

 ここ最近は、恐怖を覚えるほどの相手にも出会っていない。


 この半年間、彼はずっと日の昇る方角に向かって歩き続けていた。

 だが未だに、最初に出会った老人の語っていた山らしきものは見えては来なかった。


 クラウスは今、一人森の中を歩いている。

 ひと月程前までは、森の木々には緑色の葉が生い茂っていた。

 だが今は、それらの葉の色は鮮やかな赤や黄色に変わっている。

 この世界にも、元居た世界と同じような季節の移り変わりがあるらしい。


 最初にこの世界に放り込まれたときの季節は、おそらく春だったのだろう。

 この世界の一年の周期が元居た世界と同じであるかはまだわからないが、景色の変わり様を見る限り、さほど違いは無いように思えた。


 夏が終わり、秋がやって来た。

 そして、その後には冬がやって来るのだろう。

 その移り変わる景色を見るのもまた、クラウスの楽しみの一つとなっていた。


 冬には雪が降るだろうか?

 クラウスはこれまでに、ほとんど雪を見たことが無い。

 幾度か見たことはあるが、それも少しだけで、積もる程の雪を見たことは無かった。


 彼が歩む森の地面は、舞い落ちた木々の葉で赤や黄色に彩られていた。

 それらの足元を覆う落ち葉を踏みしめながら、クラウスは歩く。

 見た目の美しさだけではなく、葉を踏みしめるその音もまた、彼の耳には心地よく感じられた。


 歩き続けているうちに、その視界の端に何か動く者の姿が映った。

 彼は足を止め、その存在を注視する。


 それは人と同じように二本足で立っていた。

 その全身は褐色の体毛で覆われており、その顔は犬に似ている。

 それは元いた世界でコボルドと呼ばれていた亜人によく似ていた。


 身長はクラウスよりも少し低い程度だろうか。

 体格も良く、それなりに力も強そうだ。

 腰には獣の毛皮らしきものを巻きつけているが、何か武器等を持っている様子はない。


 その亜人は一人で森の中に立っていた。 

 距離は三十歩程だろうか。

 走れば数秒程度で襲いかかることが可能な距離に、それはいた。


 その亜人もすぐにクラウスの存在に気づき、驚いたようにその目を見開いている。


 亜人は怯えているように見えた。

 その身を強張らせて緊張し、警戒した様子のままじっとしていたが、やがてじりじりと後ずさりをはじめる。

 瞬き一つせずにクラウスをじっと凝視したまま、ゆっくりと距離を取ろうとしている。


 クラウスは動かず、その亜人の様子をじっと見ていた。

 亜人はある程度距離を取ったところで、きびすを返し、全速力で逃走を始める。


 その後を追おうとは思わなかった。

 あの亜人は武器を持っていない。

 そして明らかにクラウスを見て怯えていた。

 そんな相手に襲い掛かったりするつもりは無い。


 それでも、仲間を連れて戻って来る可能性が無いわけでは無い。

 戦うための心構えだけはしておいたほうが良いだろう。


 亜人が走り去ったのを見届けたクラウスは再び歩き始めた。

 歩いているうちに森が途切れ、視界が広がる。

 森を抜けたクラウスの目の前には、なだらかな丘陵が広がっていた。

 その丘陵を覆う草も、鮮やかな紅や黄色に染まり、地面を暖かな色で彩っている。

 クラウスはそこで足を止め、空を見上げた。


 空一面を真っ白な鱗雲うろこぐもが覆っている。

 小さな雲の塊が、まるで海面に広がる波しぶきのようにも見えた。

 それは陽光を受けてまばゆく輝きながら、ゆっくりと流れていく。


 しばらくその場に立ったまま、彼はその景色を眺め、楽しんだ。

 そして再び歩きだす。


 目の前の丘の上まで登り、その丘の上から辺りを見渡してみた。

 少し先に岩山のようなものが見える。

 そのさらに先のほうには湖らしき物も見えた。


 そこで一息ついてから、クラウスは再び歩き始めた。

 そのまま丘を下り、連なる次の丘を登っていこうとした時だった。


 左手に何者かの気配を感じて、クラウスはそちらに視線を向ける。

 そこには一体いつからいたのか、一人の男が立っていた。

 丘を下っている最中には、その存在に気付けなかった。


 突然現れた男に驚きながらも、クラウスはその男の容貌に目を奪われていた。


 美しい男だった。

 特に目を引くのは、その髪と目の色だ。

 肩に届かぬ程度の長さで、無造作に切り揃えられた銀色の髪は、陽光を反射して輝いていた。

 まるで、その髪の中で微細な光がまたたいているかのようにも見える。

 真っ直ぐにこちらを見つめるその金色の瞳は、まるで太陽の光を閉じ込めた宝石のような輝きを放っている。

 その男は銀髪金眼という変わった容姿ではあるが、どう見ても人間にしか見えない。

 人間であるのなら、この世界に来て出会った三人目のさまよい人になる。


 そして男はその手に抜き身の剣を手にしていた。

 男が身に着けているのはその剣と腰に巻いた毛皮だけで、それ以外は何も身に着けていない。

 それは随分とみすぼらしい恰好にも見える。

 だが男の纏う雰囲気が、その見た目以上にクラウスの意識を惹きつけていた。


 その立ち姿を一目見ただけで、相当な手練れであることが感じ取れる。

 その男が手にした剣を持ち上げ、その切っ先をこちらに向けてきた。

 敵意は感じない。

 殺意についても同じだった。

 だが、その様子を見る限り、男はクラウスとの勝負を望んでいるように見えた。


 自然と笑みが浮かんだ。

 それに応えるように、男も笑みを浮かべる。

 その笑みもまた、敵意などまるで感じられない、穏やかな笑みだった。


 クラウスは男に近づいていく。

 そして腰の剣を抜き、身構えた。


 お互いの剣の切っ先が相手に向けられる。

 男の表情から笑みが消えた。


 ほんの数秒の静寂の後に、男が動いた。

 クラウスはその動きを、ただ眺めていた。

 そして、自身の胸が剣で貫かれるのを見た。


「グッガッッ!」


 苦鳴を上げ、そのまま後ろに倒れ込む。


 何が起こったのか、クラウスには全く理解できていなかった。

 男の動きは全て見えていたのだ。

 相手の持つ剣の切っ先が、自身に向かって近づいてくるのを、その目ではっきりと見ていた。

 にもかかわらず、何の反応も出来なかった。


 何らかの魔術を使ったのだろうか?

 いや、そうではないのだと、何故か理解できた。

 理屈はわからない。

 だがそれが、あの男が鍛錬により身に付けた技によるものなのだという確信が、クラウスにはあった。


 クラウスは、子供の頃に剣を教えてくれた剣士の事を思い出していた。

 その剣士に木剣を手にして向かっていって、軽くあしらわれた時の事を。

 何故自分の攻撃が当たらないのかわからなかった。

 何故相手の攻撃を防げないのかもわからなかった。


 クラウスは今、それと同じ感覚を味わっていた。

 彼我の技量の差があり過ぎるために、何をされているのかわからないのだ。


 目で捉えられぬほどの速さで攻撃されたわけでは無い。

 その動きは全て見えていたのに、それに反応することが出来なかった。

 何がどうなっているのか、全くわかっていない。

 だがその結果が、相手の技量によるものであることだけは理解できた。


 視線の先に立つ男を見つめる。

 悔しさ、恐れ、嫉妬……クラウスの胸中を様々な感情が駆け巡る。

 その様々な感情の中で最も強いもの……それは敬意であった。


 一体どれ程の鍛錬を積めば、あれ程の高みに至れるのだろうか?

 目の前の男は、これ程の技量を身に付けるために、一体どれ程の年月を費やしたのだろうか?


 男は倒れたクラウスをじっと見ていた。

 その姿はまるで、クラウスが立ち上がるのを待っているように見えた。


 クラウスはゆっくりと立ち上がる。

 すると男は笑みを浮かべ、再び剣を構えた。

 クラウスもそれを見て笑みを浮かべる。


 ……まだ相手をしてくれるのか?


 何もできなかった。

 文字通り、手も足も出なかった。

 男とクラウスの間にある技量の差はどれ程だろうか?

 これ程の戦士と出会えた事、そして手合わせできることを感謝しながら、クラウスは再び手にした剣を構え、男と向き合った。






「グッ!」


 それは二十三度目の挑戦だった。

 相手の剣がクラウスの右腕を斬り飛ばしていた。

 失った腕はすぐに再生して元通りとなる。

 二十三度目の勝負。そして二十三度目の敗北。

 クラウスは未だに相手に一太刀も入れることが出来ていない。


 クラウスは焦り始めていた。

 男はいつまで自分の相手をしてくれるだろうか?

 何度も剣を交えているが、まるで相手になっていない。


 いつの間にか、彼の心の中に一つの欲求が芽生えていた。

 優れた戦士に認められたいという欲求。

 それと同時に恐れを抱いてもいた。

 目の前に立つ銀髪金眼の戦士に、取るに足らない存在であると思われるのが恐ろしかった。


 男が何故自分との勝負を望んだのかを考える。

 至った結論は、男はクラウスに何かを期待しているのではないだろうかというものだった。


 失望されたくは無かった。

 せめて一太刀でいい、自身の剣を目の前に立つ戦士に届かせなければならない。

 技量の差は歴然としてはいたが、運が味方すれば決して届かぬ程では無いように感じていた。

 一太刀くらいは返せる筈だと挑み続けているが、これまでの結果は散々なものだ。


 腕と共に落ちた剣を拾い、クラウスは再び男と向かい合う。

 ゆっくりと息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。

 小細工が通用するような相手では無い。

 相手の動きに反応することだけを考え、ただそれだけに全ての意識を集中する。


 向かい合って数秒後、男が動いた。

 頭で何かを考える余裕など無い。

 ただ、体が自然に動くのに任せた。

 これまでに何千回と反復し、身体に染み込ませてきた動き、それが意識を超えてクラウスの体を動かす。


 気付けば、クラウスの手にした剣が男の胸を貫いていた。

 一体どうやったのか、自分でもわからない。

 自身の剣が相手の胸を貫いている光景を、クラウスはしばし呆然と眺めていた。


 勝ったというのに、喜びの感情は湧いて来ず、代わりにわずかな恐怖を覚えた。

 相手が自分と同じさまよい人であると思っていた。

 だが、もし違っていたなら……男はこのまま死んでしまうことになる。


 クラウスは男の胸に突き立てた剣を引き抜き、一歩後ろに下がった。

 男の体はぐらりと傾き、片膝を着いた。

 そして、再び立ち上がる。

 胸の傷はすでに消えていた。

 それを見てクラウスは安堵する。

 やはり、男もさまよい人であったのだ。


 立ち上がった男は嬉しそうに……本当に嬉しそうに笑みを浮かべていた。

 クラウスもまた、それに釣られるように笑みを浮かべる。


「俺はクラウスって言うんだ」


 今更ながら名乗るクラウスに対して男は答えず、ただ頷いた。

 そして、近くに落ちていた木の枝を拾い、地面に文字を書き始めた。


「アディメイム……か?」


 男はクラウスの問いに頷きを返す。


「……言葉が喋れないのか?」


 男……アディメイムは頷き、再び地面に文字を書き始めた。


『かつて大きな罪を犯した。その罪の原因となった感情が消えるまでは、声を発することを自ら禁じている』


 そうして、アディメイムは言葉を発する代わりに文字を書き、クラウスに自身のことを説明した。

 かつて犯した罪をそそぐため、己に制約を科す。

 それは彼の生まれ育った場所での風習なのだそうだ。


 それからアディメイムは背を向けて歩き出し、数歩進んでから振り向いて、クラウスを手招きした。

 そして再び歩き出す。

 クラウスは誘われるままに、その後についていった。


 アディメイムはどうやら、先程クラウスが辺りを見回した時に見つけた、岩山に向かって歩いているようだった。

 やがてその岩のある丘の上にたどり着く。

 その裏側に回り込むと、そこには大きな横穴が開いていた。

 アディメイムはその横穴に入っていく。

 その穴の奥は、かなり広い空洞になっていた。

 クラウスもその後ろに付いて穴に入って行くと、何処からか声が聞こえてきた。


「おかえりなさいませ、我が君。そして、ようこそ。見知らぬさまよい人よ」


 声の聞こえて来た方向に視線を向けるが、そこには誰もおらず、ただ二本の剣が立てかけてあった。

 あたりを見回してみたが、やはり誰もいない。

 クラウスは困惑し、アディメイムに目を向ける。


「今、声が聞こえたよな?」


 アディメイムは楽しげに笑い、立てかけてある剣の一本を指差す。

 その剣を見て、クラウスは眉を寄せる。


「もしかして、剣が喋ってるのか?」

「おう、その通りだ。俺みたいなのを見るのは初めてか? 俺はクドゥリサルってんだ。よろしくな」


 クラウスの言葉に、立てかけてあった剣の一本……クドゥリサルと名乗るそれが、軽い口調で答えを返す。


「本当に剣が喋ってるのか……俺はクラウスだ。よろしくな」


 クラウスは戸惑いながらも、言葉を話す剣、クドゥリサルに返事を返す。

 そして立てかけてあるもう一本の剣と、アディメイムが手にしている剣に視線を向ける。

 三本の剣。

 そのうちの一本は言葉を話している。

 まさかと思いながらも、クラウスは自身の脳内に浮かんだ疑問を口にする。


「なあ……アディメイムってのは、あのアディメイムなのか?」

「あの、って言うと?」

「死の女神を封印した銀髪金眼の英雄だよ」


 そのクラウスの言葉に、アディメイムは目を伏せ、微かな笑みを浮かべる。

 気のせいだろうか? その表情には憂いの感情が含まれているように見えた。

 そして、言葉を発する事の出来ない主の代わりをするかのように、クドゥリサルが答えを返す。


「ああ、そうさ」


 クラウスは驚き、アディメイムの顔を見る。

 死の女神を封印した英雄の話はクラウスも良く知っていた。

 その英雄が、何故こんな場所に居るのだろうか?


 子供の頃に聞いた、その英雄の物語の結末を思い出す。

 死の女神を封印した英雄はその功績を称えられ、王となった。

 だがその後の彼の身には不幸な出来事が相次ぎ、それが原因で遂には狂ってしまったと言われている。

 それ以降の彼は、民をしいたげ、弾圧し、遂にはそれを見かねた自身の妻に殺された。

 もしその言い伝えの通りの最期を迎えたのであれば、死の間際に神を冒涜する言葉を吐いたというのもわかる気がする。

 だが、目の前にいる男は気が触れているようには見えない。


 この男の過去に一体何があったのか。

 英雄の過去に思いを馳せるクラウスに、横から声がかけられた。


「それにしてもお前さん、我が君から一本取ったんだろ? やるじゃねえか」

「ああ……二十四回やって、やっと一回勝っただけだがな」


 そう言って、クラウスは苦笑する。

 クラウスとアディメイムが打ち合っていたのを、この剣は既に知っているようだ。


「それでも大したもんさ」

「ああ……そうなのかもな」


 その名を伝え聞く英雄と勝負し、一本取ったのだ。

 それを誇りに思っても良いのだろう。

 とはいっても、この世界にはそれを自慢する相手もいないのだが。


「それはそうと、お前は急ぎでどこかに行く途中だったりするのか?」

「いや、急いでるわけじゃない。特に目的も無いんでな。日の昇る方角にあるっていう山まで行ってみようと思ってた」

「そうか。まあ、急ぎじゃねえならゆっくりしていけよ」

「ああ、そうだな」


 クドゥリサルは軽い調子で、この場所にとどまるようにと促してくる。

 クラウスはそれに頷きを返した後に、再びアディメイムに目を向けた。


 アディメイムは、壁際まで歩いて行って手にした剣を置き、代わりにクドゥリサルを掴む。

 そして、洞窟の真ん中あたりに腰を降ろして、その横にクドゥリサルを置き、クラウスにもこっちに来るようにと手招きする。

 クラウスはそれに従い、アディメイムと向かい合う様に腰を降ろす。


「そういえば、お前たちは元の世界に戻るつもりは無いのか?」

「ん? ああ、俺たちは元居た世界にいくつかの災いを……」


 クラウスの問いに答えようと話し始めたクドゥリサルの柄を、アディメイムが掴んだ。

 そして小さく首を振って見せる。


「……我が君は、かつていた世界で罪を犯した。それが原因で周囲にいくつかの災いをもたらしてしまったんだ。まあ、他にも色々あってな。戻るわけにもいかないんだよ」


 途中で何故言い直したのか?

 おそらくクドゥリサルが”俺たち”と言ったのを止めたのだ。

 アディメイムが、その災いの責任は全て自分にあるのだと、そう言っているように思えた。


「そうか」


 クラウスは頷き、再びアディメイムを見た。

 英雄アディメイムはその晩年に狂気に囚われたと伝えられている。

 目の前に座り、穏やかな表情を浮かべている男が狂気に囚われているようには見えなかった。

 だがこの世界にいるということは、死の間際になにかしら神を冒涜する言葉を吐いている筈だ。


 そして彼が自身に科した制約。

 一体この男に何があったのか?

 自身の妻に殺されたというのは本当なのだろうか?

 興味はあったが、軽い好奇心で聞いて良いような話では無い事くらいはクラウスにも分かる。


「しばらくここにいさせて貰ってもいいんだよな」


 戦士としてのアディメイムの強さは、散々体験している。

 その彼と共に過ごすことが出来るのはありがたかった。

 頼めば、剣の相手もしてもらえるだろう


 そして何よりも重要なのは、彼はクラウスよりもずっと強いということだ。

 これまでに出会った他のさまよい人たちのように、クラウスの手で殺さねばならなくなるようなことも無いだろう。


「じゃあ、どれくらいになるかはわからないがよろしく頼むよ」


 そう口にしたクラウスに、アディメイムは穏やかな笑みを浮かべ、頷いていた。

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