第6話 からっぽ

____________っ!

部屋の天井が見える。私は起きた。

あの不思議な空間。もう1人の自分。

…必ずお前を殺してやるって言ってたな。

もう1人の自分からは、闇を感じた。弱々しい姿で、体もボロボロ。私はいつかああなってしまうのか。

…わからない。


なぜか心が満たされない感覚に陥った。

ぎちっ…と心が締められるような…

とても苦しい。辛い。

この感覚がずっと続いているんだ。


「…今日土曜日じゃん。部活行かなきゃ。」

正直部活も行きたくない。気が向かない。

実は新しいパートに入ってから少しいじめられている。

「○○の方が才能あったよね〜」

とか。いろいろ言われたり、

水かけられたり。

はぁ。私が何をしたって言うんだ。


「人生ってこんなもんなのかなぁ」

と、呟いて家を出る。


◇ ◇ ◇

「疲れたなぁ。」

今日もいろいろ言われたな。

下手だとか。信用ないとか。

うるさいなぁって思う。


恨みでも買ったっけな。知らないけど。

私が行きたくないって思っても、行かなきゃいけない。

もうめんどくさいなぁ。

…あーあ。

時は過ぎてく。いつの間にか夜になってた。

風呂に入って、ご飯食べて、ゲームして、ベッドに入る。


____________声が聞こえる。憎しみが沢山こもっているからっぽの声が。

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