「いらっしゃいませ」

店内には様々な武器防具が置かれている。

俺は剣や槍などの近接戦闘用のものを探す。

「これなんか良さそうじゃないか」

俺が手に取ったのは刀身が非常に長く、まるで西洋剣のような形状をしている大剣だ。

「確かに強そうだけど重すぎるね」

「そうだな。今の俺たちには扱えない」

「それに手入れが大変そうだし……」

「却下だな」

俺は別の商品を手に取る。

今度は剣ではなく斧やメイスなどだ。

「これはどうだ？」

次に選んだのは巨大なハンマーだ。

「大きいけどいいんじゃないかな」

「ああ、悪くない」

「かっこよさそうです！」

よし決まりだ。これにしよう。

「これをください」

「はい！ありがとうございます」

会計を済ませると次は道具屋に向かう。

そこで回復薬や魔力を回復させるポーション、解毒剤、麻痺解除の丸薬などを補充していく。

他にも各種属性の魔法石やアクセサリーなども買っていく。

「こんなもんかな」

「結構買いましたね」

「お金は大丈夫なのか？」

「まあ、なんとかなるだろ」

それから俺達は一度宿に戻り、荷物をまとめると街の外へ出た。

街を出たところで早速魔王の城へと向かう。

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