22話 四天王との死闘 その3

「はぁー!!」


サラが先に攻撃を仕掛ける。


「ふん!」


バズクはサラの攻撃を防ぐ。


「まだまだ!」


サラは連続攻撃を繰り出すが、全て防がれてしまう。


「どうしたんですか?こんなものではないはずですよ」


シスターは挑発するように言う。


「だったらこれならどう?」


サラは距離を取った後、魔法を唱え始めた。


「【ホーリーランス】」


光の槍が飛ぶ。


しかし、これも簡単に避けられてしまった。


「残念でしたね」


「今だよ!」


サラは叫んだ。


「なに?」


シスターは驚いている。すると、シスターの背後にエルザが現れていたのだ。


「はあああ!」


エルザは渾身の一撃を振り下ろした。


「ぐぅ……」


シスターは何とか受け止めたが、苦しそうな声を上げた。


「まさか……後ろに……」


バズクは驚きのあまり固まってしまっている。


「隙だらけだね」


サラはバズクに接近して蹴り飛ばした。


「がは……」


バズクは壁に激突して気絶した。


「やった!」


サラは嬉しそうだ。


『お見事です』


ルーナも褒め称える。


「二人とも凄いね!」


エルザは目を輝かせている。


「さあ、後は貴方だけです」


サラはシスターを見据えて言う。


「仕方ありませんね。こうなった以上、全力を出すしかなさそうですね」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る