17話 王都のギルド 四天王との死闘への運命の誘い
「なかなか良い感じの街じゃないか」
俺は感想を述べた。
「そうだね〜」
サラは嬉しそうだ。
「そうですね」
エルザも同意してくれる。
「じゃあ、まずはギルドに行こうか」
「わかったよ」
サラが答えた。
俺たちは早速ギルドへ向かった。
中へ入ると、かなり賑わっていた。
受付へ向かうと、ちょうど大きな依頼の募集があるところだった。
「これは……?」
俺は思わず声を出した。
「どうしたの?……え!?」
サラも驚いている。
「何かあったんですか?」
エルザは不思議そうな表情をしている。
「これを見てみろ」
俺は二人に促す。
「なになに……。【魔王軍四天王討伐】ですか」
エルザが読み上げる。
「ああ。どうやら魔物の動きが活発になってきた影響で、その四人が現れ始めたらしい。そして、ついに動き出したんだ」
俺は説明する。
「なるほどね。でも、このタイミングって……」
サラは何やら考え込んでいる様子だ。
「確かにおかしいですね」
エルザも同じことを思っていたようだ。
「とりあえず行ってみるしかないだろ」
俺は提案した。
「そうだね……」
サラはまだ何か考えているようだったが、承諾してくれた。
「じゃあ、行くか」
俺たちはギルドを出た。
外に出ると、既に日が暮れ始めていた。
「もうこんな時間なのか」俺は驚く。
「とりあえず今日は休みましょう」
エルザの提案で今日は宿で休むことにする。
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