16話 王都到着

「そういえば名前聞いてなかったけどなんていうんだ?」


俺はふと思い出し、尋ねてみた。


『申し遅れました。私の名はルーナと言います』


「そうか。改めて、俺はマレー。こっちはエルザで、そいつがサラだ。よろしくな」


『はい! 皆さんの力になれるように頑張ります!』


「ああ。期待してるぞ」


俺は微笑む。


それからは特に何も起きず順調に進み、遂に王都へ辿り着くことが出来た。


<レベルが上がりました>


「やっと着いたか……」


王都に着いた俺は一息つく。


「長い道のりでしたね……」


エルザも疲れているようだ。


「そうだな……。さっさと宿を探そう」


俺は三人に提案する。


「うん!」


サラが元気よく返事をする。


「はい!」


エルザが笑顔を見せた。


そして、街を散策し始めた。




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