14話 新たなる出会い
その後は特に問題なく進むことが出来た。
そして遂に最奥地へ辿り着いた。
そこには大きな湖があった。
「これが聖水の元か……」
俺は呟く。
透き通っていて綺麗な水だ。
「よし。じゃあ汲んでいこうか」
俺が水を汲み始めようとすると、突然声をかけられた。
『お待ちしておりました』
女性の声だった。
「誰だ?」
俺は警戒する。
「え? 誰もいないよ?」
辺りを見回すサラ。
「私にも見えませんね」
首を傾げるエルザ。
「どうなってんだ……?」
俺は困惑した。
すると、今度ははっきりと聞こえた。
『私はこの湖の精霊です。どうか私たちを助けてください』
「どういうことだ?」
俺は尋ねる。
「何か困っているようですね……」
エルザは冷静だ。
「そうだね。話を聞いてみようよ」
サラは賛成してくれた。
「わかった。話を聞かせてくれないか?」
俺も同意し、事情を聞くことにした。
すると、精霊は語り始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます