2話 ステータスの確認とスキル強化

しばらく歩くと川があった。

川の水を飲んでみると美味しかった。

どうやら毒などは無いようだ。

それからさらに森の奥へと進む。

途中で木の実を見つけたので食べる事にした。

木苺のような味がしてなかなか旨かった。


さらに奥へ進むと少し開けた場所に出た。

そこには綺麗な花畑があり、色とりどりの花が咲いていた。

そこで一休みする事にした。


「ふう、疲れたな……。そうだ! ステータスを確認しておこう!」


そう思い立った俺は頭の中でステータスオープンと言ってみた。……しかし何も起こらなかった。


「あれ? なんでだ?」


不思議に思った俺は念じるように強く願う。

すると視界に文字が表示された。


======


名前:ミカエル マレー


種族:人間(異世界人)


性別:男


年齢:15歳


職業:不良


Lv.1 HP:12000/12000


MP:10000/10000


筋力:1200


敏捷力:1000


知力:700


精神力:800


運 :500


SP:100000P


スキル:【言語理解】【経験値増加】【獲得ポイント倍化】【アイテムボックス】【鑑定】【隠蔽】【偽装】【威圧Lv.100】【剣術Lv.5】【格闘術Lv.3】【槍術Lv.2】【弓術Lv.4】【体術Lv.3】【投擲Lv.2】【棒術Lv.1】【魔力操作Lv.1】【魔力回復速度上昇Lv.1】【気配察知Lv.3】【隠密Lv.2】【危機感知Lv.2】【転移魔法Lv.1】【空間移動Lv.1】【錬金Lv.1】【鍛冶Lv.1】【細工Lv.1】【調合Lv.1】【料理Lv.1】


======「なんだこれ!? どういう事だよ!……あぁもうっ!!」


ステータス画面を見て思わず叫んでしまった。

だってありえないからな。こんなの。


「レベルが1なのに能力値が高すぎるだろ!! それにスキルも凄いし……いや、それよりもSPが十万もあるんだけど……」


スキルの説明文を見るとSPを使って習得できるらしい事が分かった。

SPを消費すればするほど強力な技を習得できるという事だろう。


「とにかくまずはSPを使わないと話にならないよな」


そう思って俺は試しにいくつかスキルを覚えようとした。


「んーと……まずは武術系かな? 剣とか斧を使うなら必須だし」


とりあえず武術系のスキルを覚える事にした。

まずは剣術。

次に格闘術。

最後に槍術を覚えた。

これでとりあえずは戦えるはずだ。


「次はSPで何を取るかだな」


SPは十万ある。

だからほとんどのスキルを取得できるはずだ。


「えっと……じゃあまずは身体能力強化かな?……なんかそれっぽいのあるな」


俺はSPを消費して身体能力を強化する事にした。


その結果、俺の能力値は大幅に上昇することになる。それから俺はSPで覚えられるスキルを全て取得した。


おかげでかなり強くなったと思う。


「さて……これからどうするかな? そうだな……まずは人里を探すか」


この世界に来て初めてまともな会話が出来る相手に会うかもしれない。

そう思うと少しワクワクしてきた。


「よし! 行くか!」


そして俺は森の中へと入っていった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る