第8話 フラグ掃討 その2
本来の機能を取り戻した神殿に、司教アルフィとグレース王妃、そして王宮の薬室長である王弟オスカーに侯爵夫人のオリビアが集まり会議を行っていた。
神殿は今までと違う事をアピールする為、古くから続いた様々な事を変更している。
大体の案は宰相であるディランと元文官のオリビアが纏めて王の許しを経て執行しているのだが、まず変えたのはルーナ教のシンボルだ。
一対の小さな翼を抱いた円の頭頂にハートを、円の中には三日月と星が配置されている。
太陽と月と星と心を模したものだ。そして翼は女神ルーナの神の証。
数人で案を絞り5枚の紙を神像の前に置いて伺ったところ、女神から返答があったのだ。
他は燃え尽き一枚の紙が残った。
「まさか女神様からお許しが出るとは…」
大神殿の神殿長兼救護院の院長となったアルフィが微笑みながら伝える。
今まで生きてきて大神殿で神託があった事はない。よって絵物語の中だけだと思っていたからだ。
「あら!聖女様の案だもの、当然よ」
「グレース様…娘はそれほど神聖魔法が得意ではありません。聖女とは違うと思うのですが…」
オリビアが抗議したが、オスカーが苦笑する。
「そろそろ諦めて聖女にしませんか?」
相手が悪いのだ。
王と王妃、更には宰相までもがイアンナを聖女として認定しようとしている。
「街はもう噂で持ちきりですよ」
「そうかしら?…悪徳商人の捕物劇の噂の方が多いと思うのだけど」
実際はどちらも多い。
しかしイアンナの情報は救われた子供たちが街で遊ぶようになり、あっという間に広まった。
大神殿の悪徳神官たちと取引していた商人は、拷問を回避したい元神官たちに情報をバラされて軒並み検挙され、日々どこかで騎士団に捕まっているので、住民たちが今日はどこそこの奴だ、やっと捕まった、と酒の肴にしているのだ。
「まったく…寄付がバカらしくなりましたわ」
「まぁまぁ、今は現物支給としましたし…きちんと使われていますから」
アルフィがオリビアを宥める。オリビアは孤児院の副責任者になっているのだ。
責任者はグレース王妃。公務で忙しいが責任を自分で取るため、その役を担っている。
「現物支給もイアンナ嬢の案ですか?」
オスカーの問いにオリビアは渋々頷く。
「足りない物を掲示して寄付をしてもらう形なら…絶対に必要としている所にしかいかないし、寄付したい人も明示的に寄付をできる、と」
その案を聞いた時は、この子はやはり特異な知識を持っている、と再確認した。
前世で生活していた世界のとある商家が始めた方式らしいが、合理的な方式に宰相のディランも舌を巻いていた。
「お金ではないから、横領も出来ないものね。とても良い案だわ」
オムツなんて横領したら笑ってしまうわ、とグレース王妃も言う。
「薬も…3色方式にしてもらって助かります。現場で何が必要か分からないので」
こちらもイアンナが考えた方式だ。
薬を届けに行く時に在庫棚を見て、黄色、または赤色の印があるものをそれぞれ色によって決められた数を次回補充する。
普段は青い印がついていて、引き出しの中身が決められた位置を越えたら、使った者が黄色や赤色の印をつける。
数字が分からないかもしれない日替わりのお手伝いへの配慮でもあるし、薬師が来た際にいちいち数えなくていいのが楽、とオスカーも言った。
まだ薬師を常駐させていないため、王宮の薬室がその薬を届けているのだ。
在庫に余裕を持たせているので、きちんと回っている。
「そう言えば…治療院はまともになったのよね?」
オリビアが質問する。孤児院は改善されたが、治療院はある問題があったのだ。
「ええ。今は平民貴族、老若男女問わず治療しますとビラを配っていますし、絵看板も立てています」
悪徳神官が牛耳っていた頃は、治療の可否について損得と悪意で判断されていたのだ。
老人は治療しない、しかし貴族は治療する。平民で美しい娘が家族にいる場合は治療するが法外な代金を請求する、などである。
払えない場合は代わりに娘を差し出させる脅しもしていたといい、大神殿の治療院ではなく地方の神殿まで怪我人を背負って行く者もいたという。
「本当に恥ずべき行為です。いくばくかの寄付だけで良いのに…」
アルフィが悔しそうに言う。
基本的に所得が低い者からは治療はしてもお金は取らない。そのための貴族からの寄付だ。
「そういえば…雷が落ちたとか。あれは本当ですか?私たちは窓のない薬室にいるので分からなかったのですが」
オスカーの質問にグレースが答えた。
「ええ、本当よ。…刑場に罪人を並べたらあっという間に空が曇って…罪人たちに雷が落とされたわ」
グレースは刑場にいた訳ではないが、その雷は王宮からも窺う事ができたのだ。
慌てて「あれは何か」と問い合わせれば、騎士団からそう報告された。
オスカーはアルフィを見ると彼は頷いた。
「神罰です。あの日は大気に聖なる気が満ちましたから」
女神ルーナは、大神殿で行われていた所業を許さなかった。
大神官以下、全員が神雷に打たれてなおかつ刑場に真っ黒な深淵が現れ、瀕死の者と死体を飲み込んで行ったという。
中を見た者が言うには、虫のように蠢く何かが沢山いた、とのこと。女神ルーナは彼らを死後も安息させないのだ、とアルフィは判断した。
「もしかしたらですが…イアンナ嬢は、女神ルーナが我が国を正す為に使わせたのかもしれません」
「アルフィ様まで…」
イアンナは乙女ゲームの事を話しただけなのだが、それが引き金になっているのだ。
確かにここまで来ると、自分の娘が前世の知識を持ったまま生まれてきたのも納得が行く。
「だいたい、大神官は…なぜに大神官か、ずっと疑問だったのですよ」
アルフィは真面目な顔で言う。
国内にいる自分を含む国産の神官たちは、国が定めたルールに基づき、神聖魔法を有し、一定の修行と学業を収めた者が晴れて神官を名乗れるのだが、大神殿にいる神官たちはほぼ、聖王国ルーナから派遣されてきた者たちだ。
何を修めて来たのか、どんな神聖魔法が使えるのか、誰も知らない。
アルフィは華美に着飾る彼らを見てずっと疑問に思っていたが、神聖魔法を使えない者たちという結果は非常に遺憾であり、想定外の事だった。
だから彼は大神官を名乗らず、新たに神殿長という役職を新たに作ってもらいそこへ収まったのだ。
「そうね。でももう、簡単に神官を名乗れないようにしたから…もう大丈夫よ」
「もっと早くにそうするべきでした」
聖王国ルーナはアイザック王の抗議に対して沈黙を貫き、親書に対しても返事はなかった。
本国から派遣された神官のいる大神殿がここまで腐っていたのだ、本国が腐っていない訳がない。
シンボルの変更もあっさりと女神自身に受け入れられたことから、彼の国は女神ルーナの加護を失っている、とアイザック王は確証し断定をした。
宰相であるディランも金食い虫を疎ましく思っていた為、神聖魔法使いを魔法使いと同じように国の管理下に置くことを提案しそれは受理された。
一年に一度、神聖魔法が使えるかのチェックも、教義についての試験もある。
神官ではなく治癒師と名乗る者たちがいる冒険者ギルドから抗議があったが、神聖魔法は神の御業だ。
試験は免除されたが、年一度のチェックは必ず行うように、という事に落ち着いた。
「勉強と言えば、孤児院ではボランティア講師を招いての勉強が始まりましたよ」
オリビアが冷めてしまった紅茶を入れ替えながら伝える。
冒険者や騎士団、街の人のボランティアで子供たちに様々な事を教える場も設けられたのだ。
孤児院の者たちだけでなく、低所得者層の親を持つ子どもたちの勉強の場所としても活用されている。
「あら、それはとてもいいわね。識字率が上がるかしら」
グレースの言葉にオリビアは嬉しそうに報告する。
「ええ!やっぱり子供たちは学ぶ事を待っていたようです。今は生き生きと先生たちの話を聞いていますよ」
食事も改善されたので、子供たちはぐんぐんと成長しているという。
孤児院として普通の食事が全員に出された初日、涙を流しながら食べている子を見てオリビアは涙した。
絶対にこの子たちを守る、と誓った彼女には女神ルーナの加護がついた。
もちろん、人の手によって作られた地獄を暴くきっかけとなった娘のイアンナも同じだ。
「神殿も、神殿の施設は全て国の管理下に置かれましたし…もう何があっても手放さないで下さいまし」
オリビアが真剣な表情でグレース王妃を見る。
「ええ、もちろんよ。息子たちにも、うんと言って聞かせるわ」
この言葉は数百年経過した後も、史実とともに王族たちに伝えられ、守られるのだった。
◆◆◆
「…という訳で、イアンナ嬢のご意見を聞きたいのです」
宰相はニコリと笑ってイアンナに尋ねた。
(なんでこんな事に…?)
ここは王宮の執務塔にある宰相の執務室…ではなく、文官たちが大勢いる部屋だ。
机には書類が山積みになり、皆忙しそうに書類に向かっていたり、資料を求め壁際の本棚に納められている膨大なファイルを探しに行ったりしている。
その部屋の中央に設置されている、幾つか同じセットがある会議卓に据え付けられたソファにイアンナは座らされていた。
イアンナの隣にレオはいるが、こういった話にはまだついてこれない。
だが宰相の息子であるダニエルは、宰相の隣でよく似た冷たい顔でこちらを見ている。
おそらく、自分が父の問いにどう返すのかを待っているのだろう。
(ええい、もうこれでいいや)
頭の中で案を纏めた…と言っても日本の知識を総動員して出した答えを伝える。
「神官の育成については…専門学校をお作りになると良いと思います」
議題は国の管理下に置かれる神官の育成について。
今までは大神殿や各領地にある神殿にて勉強および修行が行われていたが、それでは良くない神官に感化・洗脳される可能性がある、と疑り深い宰相ディランは言うのだ。
「専門…神官の専門学校ですか」
「はい。学園のように全寮制が良いかもしれません。低所得者層の方たちの希望にもなります」
お金がなければ学べないというのは、ルーナ教の教義からするとおかしい。
衣食住揃ってやっと、学ぶ元気が出てくると言うものだ。
そう伝えるとディランはなるほど、と呟いた。
「費用は国庫から捻出でしょうか」
「いえ、最初の立ち上げだけだと思います。学生は神聖魔法が使えますから、魔石に神聖魔法を入れて販売すればよいかと」
大神殿掃討作成の際に、魔石というものを知ったのだ。
そう言えば自分も母から持たされた小さな宝石つきの腕輪があるなぁ、とそこで初めて気がついた。
宝石品質の魔石はとても高いが、平民の使う消耗品の魔道具にも使われる魔石はとても安いのだ。
包丁で切った程度の浅い傷を治すなら、弱い治癒魔法でいい。
「もしくは、治療院のようなものを併設して、そこで修行をしつつ、治療した方からは…余裕があるならば少しの寄付をいただくのも良いかも知れません」
それなら現場実習も可能になる。病院付属の医科大学のような仕組みだ。
そこまで考えて思いつく。
「あ…そうだわ、病院を作るのもいいかもしれません」
「…病院?」
魔法があるこの世界での怪我・病気の治し方は少々特殊だ。
怪我は度合いにより数回の治癒魔法行使が必要になる。
病気は薬での治療および、体力回復や病気に寄る諸症状を神聖魔法がサポートするため、病人を何度も治療院へ運ぶことになる。
貴族ならば屋敷に薬師や治療師がいるが、平民はそうも行かない。
だから、前世の病院と同じく、怪我人病人を一つの場所に入れてしまえばいい。
「…そうすれば、例えば、伝染病の発生時などは、街中にいさせるのではなく隔離が出来ますね」
伝染病も早くに収まるだろう。
これでいいかな、早く帰りたいな、と思いつつディランを見上げた。
「…ええと、ディラン様?」
眉根に皺を寄せて、どこか一点を見つめている。
自分も考える時に目を伏せてしまう癖があるので、彼なりの思考方法なのかもしれない。
しかし、次の瞬間。
「素晴らしい!!!」
「!」
あの鉄面皮で笑顔もどこか作り物めいた宰相が、はちきれんばかりの笑顔でイアンナを見た。
「イアンナ嬢、素晴らしい案です。これは数年単位の事業になりますが、必ずや実現してみせましょう」
そしてソファから立ち上がり、周囲を見回した。
「…聞いていたな?」
「えっ」
イアンナが慌てて周囲を見渡すと、いつの間にか全員が筆を止めて、動きを止めてこちらを伺っていた。
「予算編成と、設計者選定、施工者選定、工程管理始め!」
騎士団のように号令を掛けると、返事はないが皆忙しく動き始めた。
返事より先に手を動かせという文化なのだろう。
(うわ…何か始まっちゃった…)
驚くべき統率力である。レオもこれには驚いて文官たちを見ていた。
「イアンナ嬢、私は失礼いたします。…あとは息子が応対しますので」
「えっ、は、はい」
(帰らせてくれるんじゃないの〜)
心の声も虚しく、ディランは早足で出ていってしまった。おそらく国王に許可をもらう為だろう。
どうしよう、とレオと目を見合わせていると、ダニエルが口を開いた。
「父上が、笑うなんて…」
酷く驚いた顔だ。
「人間ですから、笑うこともあるでしょう」
普段の笑顔はなんか怖いけど、と思っているが。
(そうか、この子は…ドSだっけ)
ダニエルも<ヒカコイ>の攻略対象だ。
宰相に似て心にもない感情を仮面のように付け替え、誰にも心を晒さない。
一つ年上の彼だが、ゲーム中ではいつもヒロインを試す行動を取っているという。
攻略期間が2年間なので少々難易度が高いらしい。
(ドSは嫌だからやらなかったんだよね)
チラリとダニエルを見る。
その髪色は薄い緑。宰相ディランと妹のイザベルとは異なるので、母譲りなのかもしれない。
しかし瞳はディランと同じ灰色の瞳だ。そのせいで少々冷たい雰囲気になってしまっている。
(笑えばいいのに)
攻略対象なのだから、当然イケメンだ。モテモテかと思いきや、イザベルによるとそっけないから全然モテないとの事だった。実にもったいない。
「あなたは笑わないの?」
馬車で連れてこられ出迎えられてからずっと、顔を変えていない。まるで大人のようだ。
「なぜ?笑う必要がないだろう」
(…なんにでも意味を求める子なのね)
7歳で既にそんな状態とは、日々の生活が楽しいのだろうかとつい思ってしまう。
「父上も、笑わない」
「!」
なるほど、彼はどうやら父に憧れて、その真似をしているようだ。
しかし宰相だって生まれた時から宰相じゃないのだ。
そう伝えようとイアンナが口を開くより先に、レオが言う。
「とーちゃんの小さい頃の話、聞いたことないのか?」
どうやら彼も同じことを考えていたらしい。レオの言葉にダニエルは少し思案して、答える。
「…ない。そもそも父上はそんな昔のことを語らない」
(そりゃあ、訊かれてないからだわ。あの父にこの子あり、ね)
ディランは宰相なのだ。合理的に仕事をする事が身に染み付いている。それは昔からなのかは分からないが。
レオは事も無げに言う。
「じゃあ訊けばいいじゃん」
「!?」
ダニエルはポカンと口を開けた。
(え、思いつかなかったの?)
「しかし、父上は忙しい」
「家に帰らないのか?」
「いや、晩餐には必ず顔を出してくれる」
ワーカーホリックと思いきや、家族のことを大事にしているようである。
(でも、晩餐の後に絶対に仕事に戻ってるわね…)
イアンナは仕事を増やしちゃってごめんなさいと心の中で謝った。
その間にも、レオはダニエルに諭すように言う。
「じゃあさ、訊いたほうがいい」
「なぜ?」
「生きてる間に訊かないと、一生聞けない」
「!!」
ダニエルは目を見開く。レオは苦笑しながら言った。
「…俺の両親は小さい頃に病で亡くなったって聞いたから、どんな髪と目の色と姿…どんな人たちだったのか、まるで知らないんだ」
だから、とレオはダニエルを真っ直ぐ見る。
「お前には今、とーちゃんとかーちゃんがいるだろ?とーちゃんに訊けなくても、かーちゃんなら、小さい頃の事、知ってるんじゃないか?」
「それは…許可なく聞いてもいいのだろうか」
彼にとっては聖域を犯す行為なのだろう、逡巡している。
イアンナはダニエルを応援した。
「子供の特権だと思うわ」
「そうそう、宰相が生まれた時からあの図体のワケないだろ!」
「そうね。ロンパースが入らないわね」
ゴフッッ!!
周囲から咳き込む声が聞こえた。
こっそり見ると、文官たちがわざとらしく咳き込みながら顔を反らしていた。
「……っっ」
ダニエルを見れば、口を手で抑えて真っ赤な顔で震えていた。
(我慢しなくていいのに)
「強情だなぁ。そりゃっ!」
「な、なにを!…くっ、あはははは!!」
レオが真向かいのダニエルの所に行ってダニエルをくすぐりだした。
堪えられずに笑い出すダニエル。
(レオってすごい)
父親のことではなく、くすぐりで笑ったことにしたのだ。
たった5歳で、街で大人に囲まれて仕事をしていただけはある。思っている以上に彼は大人なようだ。
「思いっきり笑ったほうが、スッキリするぞ!」
「や、やめ〜!!!」
ダニエルの目尻には涙が溜まっている。
あまり笑ったことがないのか、非常に苦しそうだ。
「レオ、そのへんで…」
「うわ、やめろよお前!!」
「お返しだ!!」
男の子2人がソファの上で組んず解れつ、くすぐり合っている。
(うんまぁ…こういうのが本当の7歳よね…)
イアンナは生暖かい目で見守ることにした。
文官の執務部屋で子供の笑い声が響き渡ったのは、後にも先にもこれっきり。
後日のイザベルの報告によると、兄が劇的に変化して表情豊かになり、犬まで飼いだして遊び始めたとか。
それには父ディランも驚き、しかし犬の可愛さに引き込まれたようで、忙しい合間を縫ってダニエルとともに散歩に行っているのだそうだ。
ダニエルは今まで勉強漬けだったらしいので、非常に健康になったと公爵夫人からも感謝されて、しょっちゅうお茶に誘われるようになったイアンナだった。
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