第3話 ミカとの出会い
「お主何者じゃ? 見たところ天使の姿をしておるが、中身は人間よのぉ。」
「はあっ? 何言ってるの? それよかさ、魔女姉さん、このイベント終わったら、コンパニオンのバイト一緒にいかない? 結構時給いいよ!」
「まあ、今のところ行く当てもないから付き合ってやってもいいぞ。」
「そう、ありがとう、助かるよ。あっ、まだ自己紹介まだだったね。私は新藤美香、ミカって呼んで。あんたはなんでハチ公前で1人で落ち込んでいたんだい?」
「そうせっつくな、我の名は魔王ジュリエル、この世界のことがわからなくて途方に暮れていたのじゃ。」
「? もしかして、頭おかしくないよね。」
「失礼な奴じゃな、だから人間は好きになれんのじゃ。」
「へー、ジュリちゃん、面白いね、どこに住んでるの?」
「まだ決めてはおらぬが、どこか宿を探すにしても、異世界のことはようわからん。」
「へー、そういう設定なんだ。お金ないんだったら、バイト終わったらうちくる?泊めてあげるよ。」
「おおそうか、それはかたじけない。それでは厄介になるとしよう。」
「あっ、もうそろそろ時間だから、接待会場に行きましょう。」
2人は六本木の会員制秘密クラブに向かう。
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