基本編

大前提となるお話

文章力、一人称三人称、段落下げ、「」の使い方……etc、後からどうにでもなるのでまずは「この展開バカおもしれ~~~~!!」って思いながら書こう


 早速ですが、創作論について大事なお話をさせていただきます。

 創作論のエッセイを見ると、大抵目にする題材があります。



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 ・文章力を高めるには?

 ・よい描写(特に戦闘描写とか心理描写とか)の秘訣は?

 ・一人称と三人称、どちらがいいか?

 ・プロットのつくり方、物語のログライン、起承転結、三幕構成、ストーリータイプ、キャラクターアーク

 ・文章のお作法は? 段落下げ、「」の使い方、!や?の記号の後に空白、漢字の閉じ開き、数字(アラビア数字で統一か漢数字か?)、難読文字含めた回避したい文字、差別用語など懸念すべき単語、etc

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 これらのテーマ、よく見かけますよね。

 

 それだけ皆さん共通の悩みなのだと思います。

 プロアマ問わず、似たような壁にぶつかったことがあるのでしょう。

 文章力を高めるには? なんて私もずっと頭を悩ませています。


 結論から言うと、これらについて、恐らく一般的に回答はありません(当たり前ですよね!!!)


 文章の読みやすさ、テンポ、エンタメ性、執筆速度、体力と時間(あと締め切り……)、と優先度比較して、場合によってはどこかを削りつつも、物語を作るものだと思います。


 ただ、ヒントならあります。




【ヒント1】

 類語辞典・シソーラス・対義語 - Weblio辞書

 https://thesaurus.weblio.jp/


 文章力(?)に興味がある人々のほとんどは、実はそれ以前に「語彙力」を増やしたら解決するケースがほとんどです。


 ①べた書き(だらだらっと書きたいことを書き起こすイメージ) → ②気に入らない単語を類語で置き換え


 ……をするだけで文章は一気に引き締まります。語彙力が文章力(?)です。

 力こそパワー。語彙力で鍛えましょう。




【ヒント2】

“すごい創作術”を駆使したら、新人賞は取れるのか!? https://kakuyomu.jp/works/1177354055193794270


 きちんと学びたい人のための小説の書き方講座 https://kakuyomu.jp/works/1177354055193794270


 カクヨム公式連載には、こんなに良質なエッセイが載ってます。これを利用しない手はありません。

 無料で読める範囲内でも、学びがたっぷり詰まっています。

 創作論について自分の考えを整理したければ、ぜひ目を通すことをおすすめします。






 ……とまあ、長くなりましたが、ここまでが前置きです。

 実は、この話の本題は


 文章力、一人称三人称、段落下げ、「」の使い方……etc、後からどうにでもなるのでまずは「この展開バカおもしれ~~~~!!」って思いながら書こう


 なのです。


 これは上手く伝えられないのですが、作者が面白いと思いながら書くお話には、必ず部分部分にこだわりが現れます。

 筆が乗るという言い回しがありますが、やはり文章の勢いは、作者が面白いと思ったところに乗ってきます。


 エンタメを求める読者は「面白い!」を読みに来ています。面白いと思う体験、あるいは面白いと感じるストーリーを待ち望んでいます。

 この肝心の「面白い!」が嘘だったとすると、読者はちょっと醒めてしまいます。


 前のめりで結構です。技術は後からついて来ます。

 面白い! という骨子がしっかりしていれば、あとでそれをいくらでも技術で補強することができるのです。

(幸い、編集さんや校正さんはその道のプロフェッショナルです。彼らは物語をより良くする方法をたくさん知っています)




 ちなみに、面白い物語を閃くコツはシンプルです。


 ・日々の「面白い」「つまらない」をメモにストックする

 ・アイデアをランダムにかき混ぜる

 ・オタクの友達に超早口でおすすめされるやつにどっぷり嵌る

 ・濃くする(クソバカ回答)


 ――以上。

 

 アイデアを思いつくフレームワークとしては、よくオズボーンのチェックリストなどが挙げられますが、私は上の四つで凌いでいます。

 アイデアのフレームワークに興味がある方はこちらをご参照ください。

https://medifund.jp/marketing/idea-framework




 もちろん、これで面白い話が思いついたら苦労しねーよ! という話ではあるのですが、「面白さ」は物語の根幹です。

 技巧で後からのカバーが効きにくい部分です。


 ログラインがちゃんと面白いとか、アイデアの時点で面白いとか、そういうインスピレーションが伴った、直感的に「面白い!」と感じる題材からのスタートでないと、読者の心をつかみにくいです。

 ぱっと見で「?」ってなって終わります。


 何十万ものライバルがひしめくWEB投稿サイト。

 あるいは何千ものライバルと戦うコンテスト公募。


「アイデアは面白くないけど、書いてるうちにどんどんこだわりが増えてきたんだ! 色々工夫もしたよ! 可愛いうちの子! ほら見て!」

 という作品だと、"アイデアが面白くてちゃんと中身も面白い作品"にやられてしまいます。他作品との競争になると、我が子の可愛さや思い入れではなく、面白さをシビアに求められる、という側面があります。

 もちろん我が子は一番かわいいですが、よその子も作者に愛されて育った作品なので、ライバルもとにかく強いのです。






 ここいらで締めくくり、結論です。

「めちゃくちゃ技巧にこだわって、格好いい文章を書こう!」

 と考えるよりも先に

「面白いと思ったものについて書くぞ!」

 を優先させて下さい!






 次回より、受けるテーマやPVの稼ぎ方についてお話ししたいと思います。皆様よろしくお願いします!


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 これからもよろしくお願いいたします。

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