6-1
そのまま、すぐに警視庁舎に向かうと、本部のデータベースから
12年たった今も消息は不明のままだ。
当時の捜査資料から、
白い顔のまわりにフワフワしたミルクティー色の巻き毛をまとった、中性的でナイーブな印象の美少年だった。
「こりゃ、……
およそ、"そのテ"の邪悪な衝動をこらえきれない残忍なケダモノに限って、
霊感商法まがいのウサンクサい夢カウンセリングを受けたあと、警部の予想に反して驚くほど生気を取り戻した
それによれば、あの日の夕方。
間もなく寮の門限も近く、まるっきり
すると、
ウサギは、なかば
フサフサとした真ん丸のシッポだけが真っ白な、耳の長い黒ウサギだった。
おそらく
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