第46話 碧玉《へきぎょく》と未麗仙《みれいせん》
僕たちは戦いのあと、
「大丈夫......
「......ええ、なんとか」
「俺が返した気を全て使ってあの術を使ったんだな。
無茶をする......たが助かったぞ」
「わたしはなんたって、
このぐらいできて当たり前なの」
そう
「それで
これで
「いや、
ここまでできないだろう。
他にも協力した仙人がいる......
その者が封印を解こうとするはず。
「協力しているのは、十二大仙か......
残り
残りは
「それだけとは限らない......
十二大仙がどんな理由で
「じゃあ、
残り
もわからないな......いや他の仙人もいるか......
(
「もし
その方はどこにいるのですか?」
僕が聞くと、
「わからんな......あやつは同じ場所にはいないだろう......
つかみどころのない男だ......うっ」
「大丈夫ですか!」
「ああ、まだ力が戻らない......すまぬな」
「あんたはここで寝てまっててくれ、
俺たちで何とか、
「......だめだ
敵だった場合、お前たちではまだまともに戦えん」
「......それなら、皆に協力してもらおう。
僕は他の仙人たちにあってくる」
「わかった」
僕と
仙人を集めるために動いた。
(まず、
僕は
仙島に降りると、黒いなにかがモゾモゾ動いていた。
「この大きな気、魔獣!?」
「み、
「あっ!
その黒いものはボロボロの
「そ、その姿はまさか何かに襲われて!?」
「い、いえ、しゅ、修行で......」
「おや、
そうおっとりした声で、
「
「ええ、修行です。あなたにも課したでしょう」
(容赦なしだな......先生は、いやそれより)
「
「ええ、遠くで何度も高い気を感じました......
あれは十二大仙人の戦う気、良く生き延びられましたね」
「十二大仙人が戦う!?
ええ!!そんなの全く感じませんでした!」
「ええ、その事でお話が......」
僕は二人に今までの話をかいつまんで話した。
「そうですか、そんなことに......
やはり
僕が今の状況を全て話すと、
「そこで先生に力を貸して欲しいのです」
「
彼が敵対すれば危険でしょうね......ですが、
今すぐには手に入れても使えません」
「どういうことですか!?
陰の気を集める
何者かに奪われているのでしょう?」
そう
「ええ、おそらく町ひとつを、
滅ぼせるのだから十二大仙でしょう。
ですが、
今まで集めた陰の気では、
そう先生が静かに告げる。
「そうですか......ならば何か別の策を考えているのか......
だったら、やはり仙人の数が足りない」
「そうですね......それには強い仙人も必要です。
私も知りうる仙人に声をかけましょう。
それと......
「は、はひ!!」
変な声で
「あなたは
一応の修行はつけましたから」
「は、はひ!わかりまひた!!」
そういって直立不動で答えた。
(大分しぼられたな......気持ちはわかる)
「じゃあ行こう!」
「はい!」
僕と
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます