第2話 七神剣の使い手

再び狩りに出かける。次に狙うのはウォールタートルである。殻に籠られると5級じゃ傷一つ付けれないのだが、中身を攻撃できれば簡単に倒せる、だが警戒心も強く倒し辛いこと、甲羅が装備に使えることもあり高値で取引されている。

「さて、、仕掛けておいたご飯に寄ってきてくれたらいいんだけどな、、」

ウォールタートルは食事中が一番倒しやすい。なので餌をあげるのがベストなのだが、置いてもすぐに寄ってこないため、夜に仕掛けて昼ごろに見に行くのがこつなのである。

いつも夜のコンビニで廃棄でもらうファムチキが好物なんだよなあ、、笑

そして目的地の池の餌を気配を消しながら見に行く、、、この池のすぐ横が魔物の巣食う山なので慎重に行かなければならない。弱い魔物ならなんとかなるが、ベアー系やウルフ系の魔物と出会うと命はない。

「お、、あの物陰は…何か餌に食いついてる…?

って、な、何してるんですかっ!?(小声)」


謎の男「あぁ?美味しそうな匂いがしたからよお、おめえのだったか?すまねえな」


「それもですし、ここは危険エリアですよ!一般人の、、って、あなたもハンターですか。ウォールタートルは僕の獲物なので朝返してくださいよ(変な人だなあ…)」


「すまねえすまねえ、だが俺はハンターじゃねえぞ、まぁ魔物を倒して生きているからハンターっちゃハンターなのかも知れねえがな」


その男はその見窄らしい見た目とは裏腹に、青と緑色の美しい剣を帯刀していた。


「まぁ、分かれば大丈夫です、ここは危険エリアなので速く移動しましょう。それにその剣は一体…?」


「あぁ、おれのこたぁほっといてもらって大丈夫だ、山奥に住んでるしな。

この剣はそうだな、俺は水緑剣とでも言おうか、農作物育てるのに便利なんだあ」


「山奥って、魔物が、、、

(それに水緑剣、こんなものどこにも売ってないぞ、、まさか七星剣…?)」


「魔物かあ、まぁそれなりにやべえ奴もいるが、どれも美味しいぞ?」


「美味しいって、、魔物食べてるんですか!?」


「あぁ、魔物食ったり、俺の剣は水を出したら自然を自在に操れるからよ、作物も育て放題ってことよ、、うち寄ってくかあ?」


「(怪しい人だけど、これはいい経験になるかもしれない)は、はい!!行かせてください!」

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