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  • 一の太刀を疑わざるは、への応援コメント

    拝読しました。
    面白かったので、感想書かせていただきます。
    ただ、私は感想で嘘を書けない性分です。
    もし気に障るようでしたら、削除をお願いします。


    まず、しっかりとバトルを描写しようとする、その姿勢に感銘しました。
    私もそういう流儀で筆を取っている者ですが、バトルものは数あれど、
    一挙手一投足まで描写する作品は、案外お目にかかりません。
    そこまで書き込んでもかえって読んでもらえなかったりするものですが、
    そこを臆せず、しっかりじっくり書き込まれている点は素晴らしいです。
    個人的には断固応援したいスタイルです。

    私は剣術はさして知識がないので、示現流を軽く齧った程度ですが、
    さまざまな剣術からなる殺陣、さらにはドイツ剣術まで言及されているのには驚きました。ロマンがあって、大変よかったです。

    文章も申し分なく、全体通して、さしたる引っ掛かりなく読めました。
    この密度のバトルでしっかり読める作品は、かなり稀だと思います。

    衝撃のラストも、タイトルにしっかりかかっているのがいいですね。
    意外性がありながら納得のいく展開で、最後の一言で見事にオチている点も評価高いです。自顕殺しが、見事にハメられたというか。

    示現流(東郷派)の説明が出ていたので、一の太刀の隙を狙うというオチへの流れはどうかとも考えたのですが(示現流の方は二の太刀以降がある)、距離を開け疾走することで、その疑問が打ち消されているんですね。なるほど、と膝を打ちました。

    納得度の高い、面白い作品を読ませていただきました。
    ありがとうございます。


    ……以下、些末ながら気になった点など。

    >両腕を瞬時に交差させ、袈裟斬りの軌道から急激に変化

    例のドイツ剣法の描写ですが、ここの「交差」がどういう動きなのか、
    ちょっと伝わりにくいかと思いました。
    その剣術を知らない私が推測するに、両手で剣を握ったままで交差させ、
    いわば剣を横にひねった状態で横斬りに変化する──と見ましたが、これで合っているでしょうか?
    もしそうならですが、「両手で握った状態で」の描写は欲しいところです。

    >[[rb:獸 > けだもの]]じみた雄叫びであった。

    ここは変換ミスだと思われます。

    >長さのルビ

    メートル表記を併用されるのは読みやすく、大変良いかと思います。
    が、直接ルビにしてしまうと、字が小さすぎて読みづらく、雰囲気も損なう感じが個人的にはしました。
    二尺(60cm)のように、ルビよりカッコ表記の方がこの文章には馴染むかと思った次第です。

    以上、長文の感想、失礼しました。
    場末のバトル書きとして、今後の作品にも期待しております。