大風呂敷(140字小説・3)

おいおい、そんな大風呂敷広げちまって収拾つかなくなっちまってんじゃねえか。

お前の作った登場人物が増えて増えて勝手に動き回って、争い合って終わりが見えないな。


さあ、ここからどうする?


いっそのこと全部なかったことにして一から始めてみたらどうだ?


そんな顔すんなよ。

お前が始めた地球だろ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ちょっと言ってみたいだけ 鳥尾巻 @toriokan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ