第18話 教師たち2

 ある高校の昼下がり、集められた生徒たちにアンケート用紙が配られた。

 その内容を読んで全員が目を剥いた。


「あなたは週に何回オナニーをしますか?」

「一度に何回オナニーをしますか?」

「どのようにオナニーを・・・」


 付け加えるならば我が高校は男女共学である。

 騒然とするなか教師の制止が飛ぶ。

「みな、騒がずに正直にアンケートに答えなさい」

 進学校の生徒とは大人しい。みな他人に覗かれないように回答をもそもそ書く。特に女子学生は書いている内容を他人に見られたら自殺するしか無くなるのでガードは厳重だ。。

「全員書き終わりましたか」

 教室中を見回しながら、教師は最後の爆弾を落とした。

「これは匿名のアンケートではありません。みんな自分の名前を書くように。書いたら後ろから集めてください」


 なんという人権侵害か。子供の心を何だと思っているのか。当時SNSがあったら大炎上間違いがなかった。

 彼らは生徒には人権を認めていなかったのだ。

 この日以来、広島県立〇×高校の教師は皆クズだと私は本気でそう思っている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る