へんたいのへやそうさく
バブみ道日丿宮組
お題:昔のゲーム 制限時間:15分
「……めんどくさい」
「見つけないとお金入らないぞ。レアものだって期限あるんだから」
「お金が入るのはグッジョブだけどさ、どうしてあたしまで」
「お前の部屋にあるからだよ。これは……小学校のときの水着か」
「えっち」
「ブルマもあるな。なんで捨ててないんだ」
「あたしだけ転校したから、中身が変わってない」
「親も親だな」
「めったに帰ってこないもの。今だって海外旅行だよ」
「お手伝いさんには……無理だな」
「それでゲームあった?」
「洋服タンスの中にはなさそうだな。なんだ、このえろい下着」
「身体に優しいから」
「だからってTバックはないだろ。どんだけませた小学生だよ。ってか、子ども用あるのか」
「男子は興味ない時期だから、好き勝手できたんだよね。今履いてるの見る?」
「あとで見る。今はゲーム探しだ」
「テレビで出たのを探すのって、めんどくさい。ってか、よく覚えてたね」
「思い出は全部覚えてる質なんだ。はじめてえっちしたときだって、目をつぶれば思い出せるよ」
「あれは衝撃だった」
「陥没乳頭が治ってるものだと思ったよ」
「えっち」
「そういうことをする関係なんだから、もはやえっちではないだろう。次クローゼットの中みるぞ。一番怪しいところだからな」
「洋服タンスとか一番なさそうじゃん」
「彼女のタンスとか見てみたいじゃん」
「ただの変態なだけだと思うよ。買う種類限定してくる彼氏なんてほぼいない」
「ここにいるんだよな。あっ、これかな」
「そんな一瞬で見つかるのに、あたしはどうしてベッドの下を見てたのか」
「探す場所はランダムだから。あるとこないとこあるさ。よし、撤収する前に……これ着てみろ」
「水着? さすがに入らないとおもうんだけど」
「ぴっちぴちのスク水が見たいんだ」
「やっぱ変態」
「でもしたいんだ」
「はぁ……どうしてあたしこんな人と付き合ってるんだろうか」
「そりゃぁ、愛があるからだろ」
「うざ」
「で、着てくれるのか?」
「……いいけど。ちゃんと後片付け手伝ってくれるよね?」
「まぁな」
「じゃぁ着る」
「よし、見る」
「……ほんと変態」
へんたいのへやそうさく バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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