第5話 「研究者」


「はぁ~暇だな~」

月一は戦闘を終え、朝を迎えた。

早速今日のお仕事なんだが、綴から「研究員のとこへ行ってこの資料を解読してきてー」

って言われたので、今行っているところだ。

そして...

「ふぅ~!着いたー。」


研究所へ着いた。

早速中へ入り、研究員の人へ訪ねようと思ったその時_


ガッシャアアアアアアンンン!!!!!!!!


「きゃあああ!あっ、す、すいません!!」

隣から急に女の人がぶつかってきて、コーヒーを月一の服へこぼした。

この人は「清零 愛(しれいあい)」。すっごいドジな人で、研究員の助手らしい。

ま、これが助手だとは思わないけど。 by 作者(ひでぇやつだな)

「だだ、大丈夫ですか?」

その時、

「あれ、月一?」

ついに研究員が姿を現した。

この人は「海蔵海美(かいぞうかいみ)」。有名の研究者で、月一の親戚。

属性は水で、ランクはB+。

「あらら~またやっちゃったの?」

「す、すいません...」

愛には結構優しい方だが、大きなミスでは結構怒る。

月一は言った。

「あの~、綴からこの資料を解読してきてーって言われたので、お願いしてもいいですか?」

「いいよ!じゃあちょっと待ってて!」

そして、海美は研究室へ行った。



「ごめんなさい。私、ずっとドジばかりで...」

愛は落ち込んでいる様子だ。月一はそれを晴らすようにこう言った。

「"また1からやり直せば良い。失敗は成功の本"。」

愛はミスを同じ繰り返しはしたことは研究の中では一度もない。

つまり、コーヒーをこぼしたのも、ミスしたのは研究の中で初めて。

「え?」

「君、海美の助手でしょ?助手って助ける手を貸すみたいな意味で、ミスはいくらでもする。でも、失敗を犯しても、また何回も何回もやって、うまくやることが大切だよ。」

月一がそう言い、愛のモヤモヤを晴らすことに成功した。

しかし、後ろから急に、

「やあやあロミオとジュリエット。お紅茶はいかが?」

と言ってきた。

この発言は絶対海美ではない。

「不審者...?」

「逃げましょう!こっちです!」

月一と愛はある集団を「どけ!」といいながら掻い潜り、避難所へ逃げ込んだ。

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