1989・4・20 ドレープ・戦争・空き缶



1989年4月20日


険しい崖に囲まれた海辺で人もおらず、

コンクリートの階段がある。


私は女優でドレープのある美しいドレスを着て

階段を下りる演技をしている。

映画監督がおり、私の姿を撮っている。

私は彼を好きらしい。


1回、2回と演技をしながら時々話をする。

ところが突然その場を明け渡せと言う話が来て、

戦争が始まってしまう。


映画監督は他の人と一緒に行ってしまい、

私は彼の妹と一緒に待っている。

彼の妹はお転婆な感じ。


その時は戦争が始まったのは知らなかったが、

やがて始まったのを知り彼を探しに表に出る。


だが彼がこちらに戻って来る途中なのを知り、

慌てて戻ろうとするがなかなか彼に会えない。


最初の階段を下りる演技は

空き缶を片手に持ち降りるのだが、

缶が落ちてしまい、それを取ろうとするがなかなか手が届かない。


ジュースの自販機が大写しになり、

その後ろにジュースを飲む水着姿の人や歩く人、

海辺にいそうな様子の人達がいて、

始めに出て来た海辺の景色が映る。


その辺りは全て映画を見ているような景色。


海はとても美しく、青くて水が透き通っている。

映画監督を待っている所は半漁港のような場所。




補足:


映画「雨に唄えば」のワンシーンに白い階段があり、

女性が長くトレーンをたなびかせている場面があった。


幻想的な美しいシーンで

今ではそのような場面はCGで作ってしまうだろうが、

あの長い布を風であおられては女優さんも大変だろうと思いつつ、

とても綺麗なので、多分その女優さんも満足だったと思う。

トレーンは芸術的なぐらい美しく動く。

初めて見た時はおお、と思った。


1952年制作の映画だ。

72年年前の作品だが凄まじい映画である。

何百年も残る作品だろう。





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