1987・12・6 北の海岸・堤防・歩道橋



1987年12月6日



海辺。

低い防波堤のような所に海の生き物がびっしりと付いている。

小さくくちゅくちゅしてグロテスクだが私は興味深く見ている。


漁師がいて何もしゃべらないが好意的である。

厚着をしているので北の海らしい。


次に海の底に行く。


その服のままで落ちて行く。

呼吸が少々不安だったが何ともない。


底に着くと綺麗に澄んでいてさっきの堤防が底まで続いているのが見える。

淡い青色でとても美しい。


上を見ると途中に古いボロボロの歩道橋があり、

その上にさっきの地上の物の影が見える。


私はその下まで歩いて行って歩道橋に乗ろうと泳いでいくが、

結構遠い。

息が続くか心配だったが大丈夫だった。




補足:


堤防はコンクリート製。

それに付いていたものは

茶色っぽい臙脂色でもじゃもじゃしている。

テヅルモヅルのような感じ。


海の中は大変に美しい。

底の堤防にはテヅルモヅル状の物はついていない。


何となく空を飛ぶ夢の海中版と言う感じ。

空を飛ぶ夢は苦しい事が多いのだが、

海の中を泳ぐのは全然苦しくなかった。


ちなみに今はもうないが

愛知県清須市にかつて日本最古の歩道橋があった。

その歩道橋のある道はよく通ったので

コンクリート造りのその歩道橋はよく知っている。


道路事情で撤去されて今ではもうないが、

夢の中に出て来た歩道橋はそれに似ている。

本当はその歩道橋は残して欲しかったんだけどね。

仕方ないわね。




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