第2話 ユダヤ人マフィアと台湾客家
私がアメリカにいた時、ある「マフィア」の老人から聞いたことですが、「マフィアやコーザノストラ」なんていうのは映画の世界であって、現実には協同組合みたいなものだと。
アメリカに移民してきたイタリア人全員が、自分たちを守るための組織的な目となり耳となり手足となって戦う「自衛組織」で、「日本の農協」のようなもの(農協とは私が考えたこと)なんだそうです(1980年代の話です)。
イタリアの出身地ごとに小グループがあるが、それは日本で言えば、東京に出てきた地方出身者たちが、秋田県人会とか熊本県人会みたいな集まりで故郷を懐かしがる、というほどのものでしかない。
アメリカという移民の国には、1920年代頃から、イタリアン・マフィア、ロシアン・マフィア、アイルランド、フランス、ドイツ、そして中国と、その出身国ごとに自衛組織が形成された。その中で、最も成功した(巨大化・強力になった)のが、ユダヤ人マフィアなんだそうです。(それを描いたのが「Once Upon a Time in America」という米映画です。
この映画によれば、ある超大富豪(たち)の持つ組織によって、政治・経済・軍事・マスコミがコントロールされ、その下で「民主主義」が、形だけ行われている、ということらしい。
アメリカに似た移民国、台湾も全く同じで、「台湾客家」というアジア(台湾)の猶太人的組織が、徐々に台湾で頭角を現し、現在のようなほぼ完全な台湾島の支配者となった。ですから、国民党も民進党も第二次大戦前 or 後に渡ってきた中国移民も関係なし、ということなのでしょう。
10年前の国民党支配下における「台湾の親中国」という対中姿勢も、実際には台湾客家が、裏でそうさせていたのかもしれません。
こう考えてくると、マスコミの報道などバカバカしくなってきますが、私個人としては、そういうアメリカのユダヤ人や台湾客家のアルゴリズム(思考形態・問題解決能力)に興味があるので、本筋である大学日本拳法が9月からすでにシーズンに入っているにもかかわらず、人民網日本語版だのフォーカス台湾、それに中国関係では最も信頼のおける遠藤誉女史のヤフーでの論説を拝読させていただいて、老化防止の思考の鍛錬をさせてもらっている、というわけです。
アルゴリズムで楽しむというのは、大学日本拳法でも同じですから、ここで鍛えた目は大学日本拳法を更に楽しませてくれるでしょう。
ですから、台湾が中国に復帰しようが独立しようがどちらでもかまわないわけで、その意味では99パーセントの日本人と同じ、単なる野次馬なんですが、アジアでどこにも相手にされない台湾客家が、やたら日本・日本と、中台紛争に日本を引き入れようとするのが堪らなく嫌です。
(日本以外で、台湾客家の対中路線を支持するためだけに訪台するような、アジアの国の議員さんたちがいないのは当たり前の話です。)
結局は、中国と日本の仲を悪くさせるための「中台紛争」なのではないか、とさえ思えてきます。
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