第6話

「あああああ!」


Aは肩を左腕で押さえながらうずくまった。

次にBのポニーテールを引っ張り、右目を刺す。

体とは違う感触を僕は興奮した。

Bはあまりの痛みに気絶し、倒れこんでしまった。

他の金魚の糞も致命傷にならない場所を切りつけ、行動不能にする。

僕はバッグから縄を取り出し、全員を拘束する。

一人目の金魚の糞の小指の爪をペンチで一枚目づつ剥がす。

血まみれのマチェットを拾い、一人目の服で血を拭う。


「いやだ、やだ、来ないで!」

「うるさい口だねぇ。君の声は美しくないからいらないよ。」


僕はそう言って、目を覆うように頭を押さえながら歯と並行の方向に歯を振り下ろす。

喉にサバイバルナイフを突き立てると、ヒューヒューと空気の抜ける音だけがした。

心臓の辺りを刺すと転がるように悶えていたが、ほどなくして大人しくなった。


「さて、次は誰にしようかな。」


二人目はショートヘアの金魚の糞にしよう。

近づくと首を振っていたが、髪を掴むと大人しくなった。

僕はサバイバルナイフで二人目の左目を刺した。

あまりの痛みに悶えていたが、構わず右目を刺す。


「アキレスって知ってる?アキレス腱の由来になった人物。どんな感触なのか気になるなぁ。」


マチェットで二人目の服を汚しながら、話しかける。

言葉にならない悲鳴を上げて、浜辺に打ち上げられた魚のように足をバタバタと動かしていた。

背中を蹴り、うつ伏せにさせる。

マチェットを振り下ろすと、ほどよい弾力と硬さの独特な感触だった。

僕は二人目に飽きてしまった。

太ももの内側にサバイバルナイフを刺すと、大量の鮮血が吹き出し傷口を広げていった。

僕は未だに失神しているBの左手の親指の爪を剥がした。

Bは屠殺される動物のような断末魔を上げ、飛び起きた。


「そんなにうるさくしたら、僕の鼓膜が破れるだろ。まぁ、低知能で愚かで卑しいゲスの匂いがプンプンする豚だから仕方ないか。」


僕は笑顔で言い、サバイバルナイフを喉に突き立てた。


「豚は僕達の役に立ってるから失礼だな。ゴミの方が適切だね。」


そう言いながら両手の爪を全部剥がしていく。

小刻みに震えているBを引っ張り、仰向けに寝かせる。

マチェットで右手首を切り落とすと、転げ回っていた。

ポニーテールを引っ張り、顔を覗き込むと泥で遊んだ犬のように、涙と鼻水と血でぐちゃぐちゃだった。

肩を掴み仰向けにさせて、ポケットに入れていたメスでお腹を切り開く。

画面越しでしか見たことのない、色艶のある臓器がぎっしりと詰まっていた。

心臓に触れると、指先に脈動が伝わる。

ポケットからスマホを取り出し、芸術作品のように撮影した。

5ちゃんねるに写真を載せると、ねらーは騒ぎ、どんどん書き込みが増える。


「これガチの臓器?ヒエッ。」

「釣りやろ。醤油持って凸した女の時みたいに。」

「ワイ医学部やけど、本物っぽいぞ。」


僕はスマホをポケットに入れ、メスを持った。

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