第六話 試食します?

「ねえ、菜津子見て見て!」


 結局、座席に大人しく座っていられなかった雪子は、フェリーの側面に張られたさくの前に立って、遠い先を指差す。


「意外と遠いわね」


 菜津子も、雪子と一緒に並んで、宮島を見つめた。

 だが、ゆっくりと迂回しながら進むフェリーと宮島との距離はまだ遠く、お目当ての大鳥居も視界の遥か先だ。

 その、厳島神社いつくしまじんしゃを象徴する大鳥居は、工事用の足場で覆い隠されてしまっていて、見る影もない。


「レアだよねー!」


 そう喜んで何枚も写真を撮る雪子に、菜津子は苦笑してしまう。


「いやいや、どう見ても工事現場でしょ?」

「でも、七十年に一度しか見れないんだよ!?」

「まあ、そうだけどさ。それにしても、思っていたよりも近づかないわね?」


 フェリーは相変わらず宮島を遠目に迂回して、船着場に向かい進んでいた。


「でも、そうか。鳥居が立っている場所は浅瀬なんだし、フェリーは近づけないわよね」

「菜津子、あとで鳥居まで歩いて行こうね!」

「はいはい。干潮かんちょうで沈んでいなかったらね?」


 雪子と菜津子が乗船しているフェリーの反対側を見れば、もう一隻のフェリーが船着場に直行するような航路で進んでいた。

 明らかに、あちらの方が早く船着場に着きそうだ。


雪子ゆきんこ。宮島に着いたら、まずはホテルにアーリーチェックインするわよ? いい?」

「はーい」

「いや、その返事は聞いていないでしょ!」

「うっ」


 きっと、雪子の頭の中はすでに観光のことでいっぱいだったはずだ。先制で釘を刺しておいて良かった、と胸を撫で下ろす菜津子。


 雪子と菜津子以外にも、フェリーに乗船している多くの人々が遠くに見える工事中の大鳥居や厳島神社、それに周りの山や海を見渡していた。

 十月下旬。澄み渡った秋空に、宮島の風景がよく映える。

 フェリーに乗るだけでも満足しそうな美しい光景を楽しんでいると、いよいよ船着場に接岸する。

 乗客は次々と出口へ向かう。


「雪子、行くわよ?」

「うん、楽しみだね!」


 ここまで長距離運転をひとりで担ってきたはずなのに、全く疲れを見せない雪子。


「これが、農家の娘の胆力たんりょくってやつね」

「菜津子、何か言った?」

「いいえ、何も言っていません。さあ、行きましょうか」


 まるで母親が小さな子どもと逸れないように、菜津子は雪子の手をとって下船する。


「菜津子、見てみて!」


 案の定、船から降りた瞬間にフラフラと動き回ろうとする雪子。その雪子に声を掛けられて、菜津子は今降りたフェリーを振り返る。

 すると、車高を落とした車が下船するところだった。


「……無理くない!?」


 驚く菜津子。

 雪子と菜津子が見守るなかで下船してきた車は明らかにスポーツカーで、地面を擦りそうなほど車高を落としていた。

 船着場の先を振り返ると、大きな段差はないものの、船着場と陸地の間には何箇所か急勾配のスロープがある。


「行けるかな?」


 興味津々にスポーツカーの行方を見守る雪子。

 スポーツカーは左右ジグザグに蛇行しながら、慎重に、車底を削らないように進んでいった。


「すごいね! あんなに車高を落としていても、行けるんだ!」

「あんた、今それならZも行けると思ったでしょう?」

「えへへ、バレちゃった?」

「バレバレよ。でもまあ、あれだけ車高を落としている車でも一応は行けるなら、ノーマルのZなら余裕でしょうね。ましてや、ジムニーならね?」

「菜津子!」

「却下っ!!」

「まだ何も言ってなーいっ」

「言わなくてもわかるわよ? どうせ、このまま一度本土に戻って、ジムニーで宮島に入りたいって言うつもりだったでしょ? 絶対にダメ! それに、宮島に車を持ち込んでも、観光するくらいなら必要ないわよ?」

「むう、そうだよねぇ」


 少し残念そうな雪子の手を取って、菜津子は大きな建物に入っていく。

 そのまま、改札を抜けて建物を出る二人。

 そして、絶景に歓声を上げた。


「菜津子、凄いすごい!」

「ああ、これはまさに『ザ・観光地』ね!」


 綺麗に整備された船着場の建物の周囲。大きな石の灯籠とうろうや、おもむきのある建物の数々。振り返ると、船着場の建物も巨大で立派な外観をしている。そして、右手の方角に見える綺麗に整備された公園には、鹿しかの姿まであった。


「菜津子、行こう!」


 スマホを片手に、雪子は正面の灯籠へ向かう。


「すみませーん。写真撮ってくださーい!」


 そして、躊躇いなく老夫婦に声を掛けた。


「はい、良いですよ」


 気の良さそうな年配の女性が雪子からスマホを受け取り、操作方法を聞く。

 そして、石の大きな灯籠の横に並んだ雪子と菜津子に、レンズを向けた。


「はい、チーズ」


 お決まりのセリフでシャッターを押す女性。


「あ、次は船着場の建物を背景にお願いします!」

「雪子、あんた遠慮がないわね……」


 すみません、と雪子の代わりに菜津子が謝りながら、今度は建物を背景に写真を撮ってもらう二人。


「モデルさんかしら? 二人は背がお高いから、写真映えが良いわね?」


 と女性にスマホを返してもらうときに言われて、雪子と菜津子は頭を抱えた。


「ありがとうございます。あ、次はおじいちゃんとおばあちゃんの写真を撮ってあげますよ!」

「あらまあ。それじゃあ、お願いしようかしら。お爺さん、並びましょう?」

「ははは、それなら若いべっぴんさんと並んだほうが……」

「お爺さん?」

「は、はい!」


 仲の良い老夫婦のむつまじいやり取りを、雪子と菜津子は微笑ましく見つめながら、写真を撮る。


「お二人さんは、どちらからいらっしゃったのかしら?」


 女性に声を掛けられて、雪子が応える。


「九州の、宮崎ですよ!」

「まあ、それは奇遇ね?」


 すると、女性が驚きながら言った。


「私たちも、宮崎の延岡市のべおかしから来たのよ? お二人はどこかしら?」

「えええっ、すごく近いですよ! わたしと菜津子は、日向ひゅうがの山奥からです!」

「いや、そもそも日向市街地まで出るだけで三十分とか車を走らせないといけないんだか、そこから更に三十分以上かかる延岡は遠いでしょ?」


 菜津子のツッコミに、そうかな? と首を傾げる雪子。


「ふふふ。延岡と日向に住んでいる私たちが、こうして遠く離れた宮島で出会うなんて不思議だわね?」

「そうですね! それと、声を掛けた時に違和感を感じなかったのは、お互いに宮崎弁だったからですね?」

「言われてみると、そうだわね? ふふふ」


 宮崎弁は、イントネーションが独特だと外部の人々は口を揃えて言う。

 宮崎人はなまりなど考えたこともなく、自分たちは標準語をしゃべっていると思い込んでいる者たちも存在しているくらいだ。

 しかも早口で、県外の人よっては、何を言っているのか聞き取れないらしい。

 そんな話題を、宮崎から遠く離れた宮島で、宮崎人同士で交わす。


 女性は、雪子の天然なボケに楽しそうに笑いながら、奇縁きえんに喜ぶ。

 男性の方も、ニコニコと女性陣の会話を見つめていた。


「さあ、ここで一日を潰してしまったら勿体もったいないわね?」


 そして、幾分か話し込んだ後。

 いつまでも続きそうな長話を、年長者らしい配慮で切り上げる女性に、菜津子が頷く。


「ありがとうございました。それでは、失礼します」

「おばあちゃん、写真は今度、延岡に届けますねー?」

「ふふふ、楽しみにしているわ。それじゃあね?」


 二人は、老夫婦と別れた。


「菜津子、あっち!」


 そして、すぐに次の目的物を見つけるのが雪子だ。

 雪子が指差す方には、木陰でくつろぐ鹿の姿があり、観光客たちが集まっていた。


「鹿も、慣れたものね。人が近づいても落ち着いているわね? あ、雪子。大人しいからって、近づきすぎたり触れちゃダメよ?」

「はーい!」


 まるで、母娘だわね。と自虐的じぎゃくてきに笑いながら、菜津子は雪子の後を追って鹿を見にいく。


 鹿と言えば奈良を想像するが。


「菜津子、わたしね。鹿は奈良にしかいないと思っていたよ!」

「あはは。奇遇ね。奈良だけに棲息せいそくしているとまでは思わないけど、こうして観光地とセットで鹿の姿を観ることができるのは奈良だけだと思っていたわよね?」

「うんうん。あー! 可愛い!」


 スマホで写真を撮りまくる雪子。

 どうやら、観光記念の写真は雪子に任せていれば大丈夫だ、と確信を得る菜津子。


「ところで、雪子」

「なになに?」

「鹿って、実は宮崎どころか私たちの実家の周囲にも普通にいるわよね?」

「そうか! 畑や田んぼに、防護ネット張るもんね? 失念していたよ。ってことは、正しく餌付えづけできれば、鹿を……」

東郷とうごうの観光の目玉にはならないからね? それよりもさ。鹿って意外と身近よね?」

「そう? わたしは失念していたくらいに遠く感じているけど?」

「そんなわけないでしょ? だって、ジビエでしょっちゅう、いのししや鹿の肉を食べているじゃない?」

「言われてみると?」


 観光客に囲まれても大人しく寛ぐ鹿。しかし、菜津子がジビエの話を口にしたからだろうか。鹿が菜津子に振り返って、じっと見つめてきた。


「安心して、菜津子は君を食べたりはしないよ! 捕獲用の罠とか包丁を持ってきていないからね!」

「雪子、あんた……」


 雪子と菜津子の会話を耳にしていた周りの観光客たちが、少し引き気味なことに気づく。


「さあ、ホテルに行くわよ」


 菜津子は、気まずい空気が広がる前に、雪子を連れて鹿から離れた。

 雪子も満足するだけの鹿の写真が撮れたのか、今度は街並みを見渡しながらシャッターボタンを押している。


「すごーい! オシャレなお店がいっぱい並んでいるね?」

「そうね。お土産屋さんと飲食店が多いけど、建物や店内を覗きながら歩くだけでも楽しめるわね」


 菜津子はスマホにホテルの位置をナビさせながら、まさに観光地といった街並みを雪子の手を取って進む。

 すると雪子のお腹から、ぐうう、と年頃の女性らしくない音が鳴る。


「ねえ、菜津子」

「あはは、なに? 想像はつくけど、言ってごらんなさい?」

「ホテルに行く前に、ご飯食べない?」


 やはりか、と笑う菜津子。

 そして、周囲を見渡す。


「もみじ饅頭まんじゅうのお店がいっぱい並んでいるわね。それと……」


 飲食店は、観光客が賑わう商店街の入り口付近から何軒も並んでいた。

 そして、そのどの店舗でも、売りにしているのが穴子あなご牡蠣かきだった。


 菜津子は思い出す。


「牡蠣かぁ。たしか波瑠子はるこのバイト先って結婚式場で、会社の決まりで二枚貝にまいがいが食べられないんだったわよね?」

「そうそう。すごいよね! 二枚貝でアタったら披露宴ひろうえんのお客様たちにも移ったりする危険性があるから、会社として禁止だなんて、初めて聞いたよ! あ、でも、絶対ダメってことではないらしいよ?」

「そうなの?」

「うん。ただし、食べたらアタらなくても二週間は会社に出られないみたい」

「うわっ、厳しいわね。でも、そうよね。大切な結婚式で式場側の不手際があったら、大問題だものね」

「だねー。ってことで。よし、わたしは牡蠣が食べたーい! 菜津子、見て見て。この牡蠣、大きすぎじゃない!?」


 波瑠子への嫌がらせか、と笑いながら、雪子が示した店頭に宣伝で出ている牡蠣を見る菜津子。


「ホント、大きいわね。地元でも牡蠣は取れるけど、天然の岩牡蠣いわがきだから、からはそこそこでも身が小さいのよね。小ぶりでも締まっていて美味しいんだけどね」

「うんうん。宮島の牡蠣は養殖? 地元の五倍くらいは大きいよね!」


 それは言い過ぎよ、と笑いたくなるが、殻の中に詰まった身を見て、あながち間違いではない、と思ってしまう菜津子。


「それじゃあ、仕方がないから先に遅めの昼食にしましょうか」


 道中、ワッフルと平兵衛酢へべずジュースのみしか口にしていなかった雪子と菜津子は、躊躇いなく店内に入る。

 昼食どきが過ぎているせいか、満席ではなくすんなりと座れる二人。


「わたしは、この牡蠣四つのやつ。菜津子は?」

「そうね。せっかくなら名物を食べようかしら。こっちの穴子丼で」


 注文を受け、店員が厨房の奥へと戻っていく様子を見送りながら、菜津子は疑問を口にした。


「なんで、穴子なのかしらね?」

「ん? 言われてみると? 地元だとうなぎだよねー」

「穴子と鰻……確かに似ているわよね。でも、宮島は鰻じゃなくて穴子が名物なのね?」


 なぜだろう、と考えても、予備知識のない二人には答えを導き出せない。

 そうこうしているうちに、まずは焼き牡蠣が雪子の前に運ばれてきた。


「わあっ、大きい!」


 皿に盛られた四つの牡蠣。そのどれもが、雪子の手と同じくらいに大きい。

 雪子は早速、牡蠣の横に自分の手を置いて、写真を撮る。


「雪子。波瑠子と亜希子あきこに写真を送るのは後にしなさいね?」

「なんで?」

「だって、今送ったら、向こうが電話をしてきて、食べる暇がなくなるわよ?」

「確かに!」


 今朝のように、幼馴染の四人がお互い何かしらで連絡を取ると、必ずすぐに反応が返ってくる。

 今その状況になってしまうと、ゆっくりと昼食を食べている暇はなくなるだろう。


「写真は、後でいいか。あ、でも宮島に着いたことは知らせなくて良いかな?」

「実家にだけは連絡しておきなさいな。波瑠子と亜希子には、落ち着いてからでも良いでしょ」

「はーい」


 菜津子に言われるがまま、雪子は実家へ連絡を入れる。

 そして、改めて卓上の巨大な牡蠣に向き合った。


「殻で手を切らないようにね?」

「うん、気をつける」


 雪子は牡蠣をひとつ手に取り、殻を開く。すると、大ぶりの身が姿を現した。


「お店の前に飾っていた奴と同じ大きさだ!」

誇張こちょうとかじゃなくて、まさにその大きさよね。なんなら、実物の方が大きいんじゃない?」

「うんうん、大きいね! これは、ひと口じゃ無理だね」


 はしで身をつかむと、ぷるりと柔らかい白乳色の身が大きくたわむ。

 雪子は躊躇いなく、巨大な牡蠣の身にかぶりついた。


「んふーっ! 美味し過ぎーっ!」

「まさか、牡蠣を頬張るなんてことができるなんてね。すごいわね」


 地元では、小ぶりの牡蠣の身をパクリとひと口で食べていたが。宮島の牡蠣は大き過ぎて、思いっきり頬張ってもひと口では食べきれない。

 口の中を美味しい食べ物で満たす。それこそが幸せなのだと、雪子がしみじみと言う。そして「じじ臭い」と菜津子がツッコミを入れた。


「菜津子も食べる?」

「良いの? 牡蠣は四つしかないから、満喫したら?」

「ううん、良いよ。この美味しい牡蠣を菜津子にも味合わせてあげたいんだよ」

「それじゃあ、遠慮なく」


 菜津子も牡蠣をもらい、頬張る。

 クリーミーで濃厚な牡蠣の味に満たされる。


「これは、四つ千円の価値があるわね」

「それ以上だよ!」


 二人が巨大な牡蠣に舌鼓したつづみを打っていると、穴子丼が運ばれてきた。


「見た目的には、そうね……」


 どんぶりふたを開けて、名物を見つめる菜津子。


「お寿司の穴子のネタを思いっきり敷き詰めた感じ?」

「やっぱり、鰻丼うなどんとは違うね?」

「そうね。さっきの鹿の話じゃないけど。私たちは鰻のイメージがあるから、穴子丼をみると不思議な感じがするわね?」

「味はどうかな?」

「それじゃあ、いただきます」


 お吸い物で口直しをしてから、穴子丼に箸を入れる菜津子。そして、まずは穴子だけを口に運ぶ。


「ふむふむ」


 咀嚼そしゃくし、味を確かめて、菜津子は言った。


「雪子。鰻丼って甘辛あまからよね?」

「そうだね。あの甘辛のタレが美味しいんだよね。鰻がなくても、あのタレとご飯だけで三杯はいける!」

「いや、食べ過ぎよ」


 笑いながら、菜津子はもう一切れ穴子を箸で掴んで、雪子の口に放り込んだ。


「もぐもぐ。ほうほう?」


 菜津子と同じように味を確かめながら食べる雪子。


「そういえばさ。バイクの爺さんたちに聞いたんだけどね? 九州って、醤油しょうゆが甘いんだって。その中でも、宮崎は甘々らしいわよ?」

「えっ!? 他のところって、醤油は甘くないの?」

「そうなのよ。だから、九州に住んだことのない人が九州の醤油を口にすると、甘くてありえないって思うらしいわよ?」

「甘くない醤油の方がありえなくない!?」

「ふふふ。そうね。まあ、その話を踏まえてなんだけどさ。穴子丼、ちょっと辛いって思わなかった?」

「鰻丼のイメージがあるから、最初はびっくりしちゃったよね?」

「そうそう。甘辛のタレの鰻丼のイメージで穴子を食べたから、塩辛い? って思っちゃったわよね。でも、九州以外の人には、この味が醤油系の味じゃないのかしら?」

「つまり?」

「醤油味、というわけじゃないけどさ。タレの作り方なんて知らないし。ともかく、甘い地元の食べ物に慣れている私たちからすると、ちょっと驚く味ってことね?」

「でも、すっごく美味しいよ!」

「そうね流石は名物。最初だけ驚くけど、絶品に間違いないわ」

「牡蠣も美味しいし、幸せだね」


 箸が止まらないとはこのことだ。

 お互いに試食し合うと、あとは黙々と食事を楽しんだ二人。

 そうして空腹を満たし、雪子と菜津子はようやく本日の宿へと足を向けた。

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