第45話 歌を覚えて、醜い顔にはお仕置きよ☆


 面倒なことになりそう。歌はあくまで趣味の延長でやってたに過ぎないしな~


 というかヒュアリーの説明だよ!私が聞きたいのは!


「ヒュアリーについて説明してよ!」


『あ、忘れてたわ。そういえばその話だったわね。歌の楽譜は渡しておくから後で見ておいて頂戴。はい』


 そう言って大量の楽譜をどこからか出す


 思わず手に取るがこれはどうやって持って変えればいいのだろう?


『それを体に取り込むイメージをしてみて頂戴。うーんそうね~脳が情報を取り入れるイメージをしてみて頂戴』


 たぬきのロボットの食パンはこの紙を食べなきゃいけないってことになるから嫌だから……


 グルグルの画像検索か、マイクリソフトの文字を読み取って文書を作成できる機能……


 うーん両方ともいいけど百枚以上あるものを一枚一枚読み取るのはなぁ……


 脳が情報を取り入れるイメージねぇ


 取り敢えず新しい文書用のページを開くでしょ?うーん容量足りるかな?


「トーレ」


『何よ?』


「私の脳の容量足りるかな?」


『あー……うーん……ここでもスキルを使えるようにするわ。それでできそうになかったら言って』


 そう言うとまたトーレは空中に半透明の画面とキーボードを出現させて何かを打ち込んでいく


 そしてまたパンっとエンターか何かを押すと目に見えて変化が訪れる


 いや、実際には目には見えないが、力の面で私がすぐにわかったからだ


「ステータス」


 ステータス


名前 シャンデル

レベル1


職業 ダンジョンマスター


適正 全属性


ユニークスキル ゲームメニュー レベル-- 


スキル 暗殺の心得レベル1 武器の心得レベル3 ステータス偽装レベル10(MAX) 心眼レベル8 テイムレベル3 並列思考レベル10(MAX) 演算レベル10(MAX) 魔力循環レベル10(MAX) 魔力操作レベル10(MAX) 魔力回復レベル10(MAX) 魔素操作レベル10(MAX) 全属性魔法レベル4 歌うレベル10(MAX)


称号 天才 転生者 ダンジョンマスター


 おー朝開いてから見てなかったけど結構上がっているのかな?わかんないけど。歌うっていうスキルがレベルMAXでついているね。認められたみたいで嬉しいな


 うーんそれでもこの量の楽譜を入れれるとは思えないな


「トーレ、無理」


『えー!それじゃあスキルをつけてあげるから覚えるだけ覚えて頂戴』


 酷いなこれでも少しくらいは覚えてあげようという気持ちがあるのに全て覚えろって……


 ん?急に脳のスペースが空いた今までのスペース(使っていたスペースを含めて)の2倍くらいかな?


 何かスキルをつけてくれたのかな?


 見てみよう


 ステータス


名前 シャンデル

レベル1


職業 ダンジョンマスター


適正 全属性


ユニークスキル ゲームメニュー レベル-- 


スキル 暗殺の心得レベル1 武器の心得レベル1 ステータス偽装レベル10(MAX) 心眼レベル5 テイムレベル1 並列思考レベル10(MAX) 演算レベル10(MAX) 魔力循環レベル10(MAX) 魔力操作レベル10(MAX) 魔力回復レベル10(MAX) 魔素操作レベル10(MAX) 全属性魔法レベル3 歌うレベル10(MAX) 情報保存領域プラス補正レベル1


称号 天才 転生者 ダンジョンマスター


 レベル1で2倍ってすごいなレベル2で3倍かな?まぁ取り敢えずはこれだけあれば覚えられるでしょ


 ふうん。色々な曲があるみたいだねJ-popみたいなのもあるし、ジャズ系もある。クラシック系もあるな~とりあえずは独唱からだろうけど


「覚えたよ」


『やった!それじゃあ早速!歌って頂戴!』


 ………………


「は?」


 裏でぺちゃくちゃぺちゃくちゃ喋っているのが遠くに聞こえる


 あー……うっざ


 何いってんのこのクソ野郎が


 おっと、心の中で思わず言ってしまったじゃないか


「トーレ、お前は私を苛つかせる天才だね?褒めてあげよう」


 そう言うとトーレはこちらを向いて突然大量の汗をかいた


『あっ!い、今のなしで!ヒュアリーについてすぐに迅速に疾風のスピードで説明させていただきますので!』


「そんなにあせらなくても大丈夫だよ?」


 そう言うと安心するかと思ったけどもっと真っ青な顔になる


 えー……せっかく私が慰めてあげたのにその態度って……無いわー


「大丈夫!指の爪を剥がすだけだから!再生もしてあげるよ?私優しい!」


 ニコニコ笑顔になっていると思う


 だって!本当に楽しそうじゃない?


 逃げようとするのを時空間魔法で足だけ止める


「あぁ!その絶望に満ちた顔!なんて!なんて醜いの!すぐにその顔を剥いで作り直してやりたいくらい醜い!神ならもっと美しくありなよ……ねえ!」


 怯えた顔に惚れたり美しいなんて言う人もいるけどそんなものなんてほんとに美しいわけないじゃない


 まぁこれは……私のの真似だけどね


 まぁそんなことはどうでもいいか


「次私の希望を無視したらほんとに爪剥いであげるからね」


 トーレは泣きそうな顔でわかりました!と言っている


 やっぱり美しくないと思ってしまうのは私の感性の問題なのかな?


 この感性をと思うとすごく腹が立つよね


 まぁどうでもいいか、

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る