第16話 武器に呼ばれて……姉妹?
「ふふっそれじゃあもう一つの武器に会いに行きましょう」
そう言うので私は弓を持って呼ばれる方向に向かっていった
そうすると向かっていった場所には一風変わった武器ばかりが並んでいた
ヌンチャク、鉄扇、三節棍、モーニングスター、手甲鉤……
ほんとに色々なものがあるんだなと思った
なんでこんなに詳しいかというと主様を守るためには武術も獲得しなければと思っていてどんな武器があるのだろうと調べていたからだよ
私はある武器を習い事として習っていたからその武器があるといいんだけどなぁ
「あった……」
とりあえず魔力が回復しているかを見てみるとほとんど回復したみたい魔力回復レベルMAXはほんとにありがたいわ~
どうやって見ているかというと心眼で魔力残量と思いながら見てるとスマホの充電みたいに何%って出るよ
ちなみにさっきは80%位使ってたよそして今は95%だよおかしいよね5分も経ってないよ
スマホの急速充電より早いよ
話かわるけどスマホの急速(高速?)充電って意外と遅いよね~ご飯食べてる間とか充電してたけど全然溜まってなくてさ?苛ついたな~
「これは槍かしら?よくわからないわね」
そうそう私の習ってた武術は……
鑑定結果
錆びた薙刀
研いでみるとor魔力を通すと……?
薙刀でした~!江戸時代からの女性の護身術といえば薙刀だよね~お稽古の一環でやらせてもらえたよ
また付喪神シリーズなのかな?
とりあえず結界張ってっと
魔力を通して~
あれ?ふた方向に魔力が流れていく?もう一つは短刀?
さっきほどは魔力を消費しないけど2つあったからさっきと同じくらい魔力を消費した
2つの武器はキラキラと光って蒼いもち手と白く美しい刀身をもった薙刀と短刀になった
鑑定結果
精霊の薙刀
東方の武人のため精霊の創り出した薙刀。対の短刀があるが姉妹の精霊がそれぞれその武人のため武器になったから。姉の精霊が宿っている。雪の精から氷の精に進化した。シャンデルを主として認めている。精霊の姿もとれるようになった
スキル 所有者制限 強化 補正 魔力波 氷結 精霊化 成長
とりあえず構えをとるわずかにだけど補正が入るね少し違っていたのかな?
今度は精霊化!
ふわっと薙刀が浮くと光が包み込み母上と同じくらいの大きさの水色の髪の女性が現れた
「私たちを進化させてくださりありがとうございます主様。妹の方にも使ってくださりませんか?」
短刀はもち手の端っこに雪の結晶のストラップと青いカットされたビーズがついている
もう一度精霊化!
また光が包み込み兄上と同じくらいの大きさの女の子が現れた
「主……ありがと」
妹の方は無口なようだ
「まぁ、精霊様我が家にお越し下さりありがとうございます」
母上が二人に向かってカーテシーをとった
「よい。私達は主様の精霊であるからソナタらも精霊に悪いことをしない限り味方である。だが精霊に悪事を働いたときは……覚えておけ」
「ありがとう存じます」
母上は精霊に感謝の言葉を述べた。この様子からするに精霊は高貴な存在なのだろうか?
そして二人が私の精霊というのは主として認めているの意味なのだろうか?
「つきましてはお二方には姿を消していただけるとありがたいのですが……」
「えぇ、わかっております。主様、私達は常に側におりますので武器や力が必要になりましたら"雪子"とお呼びください」
雪子という言葉だけ特別な響きに感じた
そう言うと二人はふわりと光って消えてしまった
「まさか精霊を呼び出せるなんてね本当に今世紀一番のすごい子じゃないかしら」
そうなのかな?まぁそう思うだけだったら自由だから好きにすればいいよ
「母上、弓だけで大丈夫でしょうか?」
「あぁそうね……ナイフを数本持っていきましょう」
母上は、若干放心状態だったが確かに返事をしてくれた
結界を解除すると温かい空気を感じ、二人が冷気を発していたのかも知れないと思い至る
母上はその空気の変化でやっと戻って来れたのか確かな足取りで歩いて行ったのでついていった
するとそこにはおびただしい量のナイフがあった
「えっと、これが解体用ナイフで、これが投擲用ナイフ、そして護身用ナイフにっと」
おびただしい数のナイフから母上は色々なナイフを取り出して渡してくる
投擲用ナイフなんて十本ぐらい大量に渡されたでも投擲というくらいだからホントはもっといるんだろうな
「母上、解体用ナイフっているんですか?魔物はドロップアイテムを落とすんでしょう?」
「あぁ、外で食料がなくなったときに動物を刈って食べるためよ魔物は絶対に肉を落とすと限らないし、まず食べれない肉だったり体がないとか腐敗してるとか色々あるからよ」
なるほどね確かにスライムとか肉ではないしゴブリン肉とかまずそうだし、ゾンビ肉は腐ってるしね
「あとそれから……こっちにいらっしゃい」
母上についていくとそこには沢山のアクセサリーが並んでいた
「うーんそうねぇこれがいいかしら」
母上は星の髪留めを渡してきた
「これは針が出るようになっていて毒をつけて刺すものよさっき言っていた液体でもつければ自爆を演出できるんじゃないかしら」
母上がクスクスと笑いながらこうするのよと針の出し方や仕舞い方を教えてくれる。後で(毒を)つけておこう
「ありがとうございます母上」
クスクスと笑いながらどういたしましてと母上は言う
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