第4話 朝ごはんと……
そんなことを考えているとフローが大きな扉の前で止まった。
コンコン
「お嬢様どうぞ」
そう言ってフローは大きな扉を開く
「おはようございます。ちちうえ、ははうえ、あにうえ」
そう言うと兄上と一緒に勉強した紳士の礼をする
ちなみにどうやって習ったかというとお兄様と一緒がいいと駄々をこねたからてです!キリッ
「あぁシャル!一緒に勉強させたから賢くなったと言うがなぜ私はマナーまで一緒に学ばせてしまったんだ!」
そう言いながらおいおいと泣く父上
「あらあら髪を整えたのねすごくかっこよくなったわねシャル?」
とのほほんと笑う母上
「あぁシャル今日もかわいいね僕のマイエンジェル」
そう言っていつの間にか私の目の前に立って手に口づける兄上
そう私はこの世界の家族にすごく愛されているのだ。まぁ最初からわかってたという人もいるかもしれないけれど私の大切な家族だ
「そうだシャル明日レンの鑑定式があるから一緒に見てもらうかい?」
「かんていしき?」
「そうねいいと思うわ!鑑定式っていうのはねシャル。神様に能力を与えてもらった能力を鑑定盤という鑑定をしてくれる板に触って能力を見れるようにしてもらう儀式のことよ」
……それってやばくない?私の転生者とか全属性魔法とかやばくない?あっステータス偽装があったじゃん!部屋に帰ったら違うようにしよう
「ふうんそうなんだちちうえとははうえもしたんですか?」
「えぇ私もクローもしてもらったわそれから……あなた?」
「あ、あぁ我が家の特徴とも言えるスキルがあるんだがそれがあったらいやなくても必要な勉強をしてもらう。いいね?」
「わかった……?」
「わかりました」
なんだかいつもの父上ではなくて兄上もいつもより真面目な顔だった。
それから食事を始める
いつも食べるとき目を閉じてもぐもぐしてるからその瞬間に視点を別に移してお父様のステータスを見てみよう
ステータス!
ステータス
名前 クロード・ラ・モール
レベル57
職業 暗殺一家の長
適性 闇・死・毒
スキル 暗殺術レベル4 闇魔術レベル3 死魔術レベル1 毒魔術レベル2 計算レベル2 思考レベル2
称号 死神伯爵 死を呼ぶ者 愛妻家
おう、暗殺者かー……全然執事関係ないじゃん!
まぁ技術を覚えておけばいいだろうし暗殺の心得を出るようにしておこうそれにしても……
「じゃんのりょーりはおいしいね~」
そう言って笑うとシェフのジャンが進み出てにっこりと笑ってくる
「ありがたき幸せにございますお嬢様」
そう言うと下がっていく
それからテーブルマナーがよくできていると褒められたりいつものように父上をお父様とよんでと言われたりしながらつつがなく食事が終わる
そして部屋に戻ると私は早速行動に移すことにした。
「ふろー!わたしごほんよむからぬいぬいしてていいよ」
これはいつものことだ。本を読むときに暇ではないかなと思って縫い物でもしたらどうかと言ってそうさせているのだ
「ふふっそれではお言葉に甘えさせてもらいますね裁縫をさせていただきます」
そう言うとひとりがけのソファーにいつの間にかあった裁縫道具を取り出してハンカチに刺繍をし始めた
私は本棚の方へ行き【ふしぎのくに】という絵本を取り出した
この絵本は昔に書かれた絵本で魔法も使わずに火をつけたり明かりをつけたりできる世界に迷い込んで悪い商人を改心させるお話だ
私が思うにこれは作者が私のいた世界を夢で見て体験して書いたのではないかと思う
実際作者も夢で見たことを書いたと明言しているからね
火はガスコンロで光は電気スタンド、悪の商人はセクハラ上司だと思う
その絵本を手にとって窓際の揺れるイス(ロッキングチェア)に座って絵本を開いてステータスを開く
ステータス
名前 シャンデル
レベル1
職業 なし
適正 全属性
ユニークスキル ゲームメニュー レベル--
スキル 暗殺の心得レベル1 武器の心得レベル1 ステータス偽装レベル10(MAX) 心眼レベル5 テイムレベル1 並列思考レベル10(MAX) 演算レベル10(MAX) 魔力循環レベル10(MAX) 魔力操作レベル10(MAX) 魔力回復レベル10(MAX) 魔素操作レベル10(MAX) 全属性魔法レベル3
称号 天才 転生者
これだステータス偽装これを使う
*ステータスを変更してください*
これでいじってっと
ステータス(偽装)
名前 シャンデル
レベル1
職業 なし
適正 水・氷
スキル 暗殺の心得レベル1 魔法の心得レベル1 武器の心得レベル1 テイムレベル1
称号 なし
これでよし!シャンデルってつららって意味だからねやっぱり氷属性がいいでしょ
他は光属性ってなんかラノベを読んでたオトモダチが面倒くさいことになるとか言ってたしやめといたほうがいいよね闇属性も同様に
水属性は氷属性の派生前の属性って言うしね回復魔法もあったりするし水属性も入れといた
これでいいかなよし【ふしぎのくに】を読もう!
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