第3話 私、シャンデル、5歳
やあやあ皆の衆私シャンデルは5歳になりました!
いえーいどんどんパフパフ
一人でこんなこと考えて寂しくないのって?寂しいよ!虚しいよ!
でもさ?全く魔法のこと知らないはずの純粋無垢な女の子がさ実は前世の記憶を持っていて侍女でもなく執事になりたいなんて言い出したらやばいのは私にだってわかるからさ魔法の訓練を一人でやってたの、で、気づいたらこの年になっててさ?
もう!何なのさ!神様が男の子に転生させてくれれば一発OKだったのにさ!も~!
コンコン
「シャンデルお嬢様、フローラです。」
はっ御飯の時間だ
「ふろー!はいって!」
ちなみにフローラは私をお母様に渡してた乳母だよ
ガチャッ
「失礼いたします。お嬢様今日も起きれて偉いですね」
「うん!しゃるえらいの!」
何その口調とか思ってる奴らあんたらの髪の毛ぶち抜くぞ?
子供らしさを演出するためにしてるんだよ!決して体に引っ張られてるとかじゃ無いから!
「ふふっそれではお召し替えをしましょうね今日もズボンがよろしいので?」
「うん!しゃる、ずぼんがいい!」
このズボンというのは男装ですキリッ。お兄様と一緒がいいってわがままを言って聞いてもらいました!
「ふふっお兄様が本当にお好きなんですねそれではお召し替えいたしましょうね?」
「うん!おねがい」
そう言うと私は手をTの字に伸ばしてフローに服を着せ替えてもらう。気分はきせかえ人形男の子バージョン!
「ふふっいつもピーンとなさいますねそんなに力を入れなくてもいいんですよ?」
「うんん!しゃる、これがいい!」
だってきせかえ人形(男の子)だもん!フンス!
「ふふっそうでございますか。……できましたよ次は髪の毛ですね今日も上の方に止める結び方ですか?」
「うん!しゃる、うごきやすくてかっこいいかみがいいの!うーんしゃるかみきりたい」
これはいっつも家族の前でもフローにも言うんだけど
「お嬢様の綺麗なつやつやの髪を切るなんて!フローは悲しくて倒れてしまいます!よよょ」
……っていうふうに髪を切っちゃだめって言われるんだよね
「ふろー!だいじょぶ?でもかみがめにはいっていたいたいからきりたいの」
「あらあらそうなんですね?わかりましたそれでは少し整えましょうかね」
「うん!」
そう言うとフローはポンチョのフードがないやつうーんかっぱのフードがないやつ?を私に着せてドレッサーの前のイスに私を座らせた
「まず前髪から整えますので目を閉じていてくださいね?」
「はーい」
チョキチョキ
ハサミが額に当たると冷たくてゾワッとするけどフローが髪を触っていると思うと安心する
「よし前髪は終わりましたので後ろの髪をすきましょうね」
「はーい」
そう言うと私はパチっと目を開ける
白銀の髪に焦げ茶色の目瞳はちょっと猫目でぱっちりとしていてまつげが長いほっぺはほんのりと紅く染まっている鼻は小さく唇は小さくぽってりとしている
美少年に見えなくもないよね?
肌は陶器のように白くなめらかだしうん中性的な美しさって奴だよ
でも実は目の色はこの色じゃないんだよね心眼を使うときは別の色になるの金色で角度によっては輝いて見えるんだよね
その瞳なんだけど見せちゃいけないような気がしてコンタクトレンズみたいな魔力の層を作って焦げ茶色に見えるようにして使ってるの
そうそう私の魔法のレベルがすごく上がっててね頑張ったからさっき言ったようなことができるんだよすごいでしょ
「はい。終わりましたよお嬢様」
「ありがと!フロー!かるくなったきがするよ!」
そう言うと私はフローを見て笑った
「~~っ!そ、それでは上の方に結ばせていただきますね?」
フロー顔赤いどうしたんだろう?まぁいいけど
それよりもこの世界にはポニーテールがなかったみたいだから教えてやってもらってるんだ!結構いいと思うんだ~
すっと髪の中に通した指が心地よくてふふっと笑う
目を閉じてステータスを見る
ステータス
名前 シャンデル
レベル1
職業 なし
適正 全属性
ユニークスキル ゲームメニュー レベル--
スキル 暗殺の心得レベル1 武器の心得レベル3 ステータス偽装レベル10(MAX) 心眼レベル5 テイムレベル1 並列思考レベル10(MAX) 演算レベル10(MAX) 魔力循環レベル10(MAX) 魔力操作レベル10(MAX) 魔力回復レベル10(MAX) 魔素操作レベル10(MAX) 全属性魔法レベル3
称号 天才 転生者
この全属性魔法っていうのが良くてね今の所人目がないところで使えるのが時空属性魔法だけなのでもそれだけを使ってても全属性魔法としてレベルが上がるのでも多分一つの属性より上がる速度が遅いけどね
魔法の心得が消えたら全属性魔法が出てきたから魔法の基礎ができたら属性魔法へ移れるんだと思う。
武器の心得はお兄様……兄上の横で棒を振ってたらレベルアップしてたちょっと直してもらったりしてたからかな?
「お嬢様できましたよ」
「できたー?できた!フローすごいね!」
「いえ、それほどのことではございませんので」
それを聞き終えると私はよいしょっと言いながらイスをぴょんと降りる
「それでは食堂へ参りましょうか」
「うん!」
そう言うとフローと私は部屋を出て廊下を歩く
ここの料理長のご飯はすごく美味しいんだでも全体的に塩と胡椒で味付けましたって感じのか素材の味を活かしましたって感じのばっかりだからいつか料理をさせてもらえるようになったら私執事になるためにソースとかもとから作るこだわりを持ってたから作らせてもらえたらいいな
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