こんにちは。
以前にテレビで視聴したジョセフ・キャンベル博士の『神話の力』で、博士が「キリスト教は自然崇拝を拒絶する宗教だ」と云う意味の発言をされていた部分を覚えています。
このあたりは「もののけ姫」のサンとエボシ御前の対立を連想してしまいます。
キリスト教の自然崇拝と相容れない教義は、中世の欧州に多大な影響を与えたのでしょうか。
作者からの返信
確かにキリスト教は自然崇拝にはかなり反発している感がありますね。元々、土着宗教を徹底して否定して回っていた影響もあるのでしょうか。
ただ、キリスト以前のローマ時代もあまり変わらないスタイルでしたし、宗教的なバックボーンゆえに環境破壊を進めたのかどうかは何とも言えないと思います。
地中海沿岸の地層を調べていたら、ローマ滅亡と植物(地層に含まれる花粉の量)の消滅が同時で、ローマは建材やテルマエの燃料のため資源を枯渇させ社会が廻らなくなった、なんて学説もあります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そういう説もあるのですね。伐採はメソポタミアでは有名ですが、ローマ近辺の急激な人口増加は凄かったでしょうし、近隣環境が変わったというのは納得できるところですね。
こんばんは、御作を読みました。
ヨーロッパは昔から環境では嘘とその場しのぎで乗り切ってきたイメージがありますね。
増えすぎたクジラが海洋の環境を乱しても、なにひとつ対策をとろうともせず、日本が抜けて少なくなった予算の取り合いをしたり……
ディーゼルのデタラメをやったり……
火力発電は悪だ→ロシアと揉めたのでクリーンということにします! と掌をドリルのようにぐるんぐるん。
あれ、中世から何も進化していないのでは?▽?
興味深かったです。
作者からの返信
ロンドンも石炭で空気が最悪だったらしいですし、森も沢山壊してきた話がありますからね。
グリーンランドに出て行った欧州人がライフスタイルを変えることなく全滅して、適応したイヌイットが残った話もありますし、環境軽視の解決を欧州に任せるのは難しそうではありますね(汗
公害という概念がない時代ですからね。
自分達の廃棄物が環境に与える影響が小さくないと知られるのはホントに十九世紀以降。
でも二十一世紀でもまだ解決できてないし。
フランス絶頂期のパリが汚水で酷いことになっていたのは有名な話ですしね……ハイヒールの発祥の理由知った時には笑いました。
作者からの返信
知らずに環境破壊して住めない地域になったところも多いですよね。
21世紀になっても水資源の奪い合いで一部湿地を破壊したりしているわけですし。
衛生の歴史などを見てみると「どひゃー」となりますね。ロンドンの状況も絶句しました。