応援コメント

第18話 インドと海」への応援コメント

  • アフリカの不幸の最大要因は恵まれた資源にあると言われていますが、豊かな大国、大陸はいずれも同じ要因で西洋の狩り場になっているのですね。

    作者からの返信

    そうなんですよね。
    色々なものがなかったから、西洋が外に出て行って一人勝ちするようになったという面は強いと思います。

  • アヘン戦争の時代、アヘンに麻薬という認識はなく(そもそも麻薬という概念がなかった)、中国では鎮痛剤、イギリスでは嗜好品の扱いだった事を知る人はあまりいません。中国がイギリスのアヘン輸入を禁止したのは、麻薬中毒を防ぐ為ではなく、貿易赤字を減らす為でした。中国でイギリスのアヘンが流行ったのは、イギリスのアヘンは植民地のベンガル産で、中国のものより質が良く、効き目が高かったという、非常に単純な理由ですね。
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054922399527/episodes/16816452220201704748

    作者からの返信

    そうですね。
    元々イギリスと清の貿易は銀が中国に行く一方だったのが、アヘンが流行して以降銀が流出して対策に乗り出さざるを得なくなったのですよね。

    どちらも交渉が下手なうえに居丈高だったので戦争まで行ってしまい、そうなったら英国が予想外に圧勝したという点では、近年の世界動向とも重なるところがありますね……

  •  こんばんは、御作を読みました。
     こ、これは、グウの音も出ない。
     確かにそうかも知れないと納得しました。
     面白く、また勉強になりました。

    作者からの返信

    歴史上、イランもそうですし、明以外の中国も海の外への意識がほとんどなかったんですよね。
    分析がなかったというより、ニートで暮らしていけるなら外に出る必要はないというかなり簡単な理由だったのではないかと思います。

  • なぜ、インド(や中国)で産業革命が起こらず、イギリスで起こったのか? という世界史の謎がよく語られますが、川野さんのおっしゃる通り国内になんでもあったから(この場合は安価な労働力)と言うことになるんでしょうね。地獄の三角貿易に組み込まれるとは思ってもみなかったのでしょう。

    作者からの返信

    そうなんですよね。人間という点でもインド・中国は全く不足しなかったので、敢えて何か改良という発想がなかったのではないかと思います。

    その結果が随分高くついてしまった部分はありますね……

  • 内需を賄えることで国の在り方として自己完結してしまい、その豊富な資源を外から狙われるという意識が希薄だったのかもしれませんね〜。適当女神様でも真面目神様でも、転生先が世知辛いのは同じ…というか、大航海時代という巨大な流れは、止めようがないので仕方ないですね。

    作者からの返信

    欧州は色々なものがないからこそ、他所に求めていくことになったわけですが、その前時代では「いろいろなものがない」という現実と向き合う必要があり、これは中々大変だったのではないかと思います。

    転生先が世知辛い……といいますか、余程の幸せ者に転生しない限りは、現代が一番いい時代であるのかもしれませんね(汗