第124話
由香里の指が髪に
由香里の手は頭から肩に移動して、そのまま
「……アズキって、けっこう筋肉ついてるんだね。何か武術やってたの?」
「まぁな」
アズキは言い
「俺は最強だからな」
「そうなんだ。ビーの本の中で、アズキは甘い物ばかり食べていたでしょ。ムニムニのぷよぷよになったらダイエットかなって思ってたけど。良かった。これなら必要ないね。
「どんなメニューだ?
「うん。違うよ。死なない
「死っ、死なない程度って⁉ それは運動じゃねーだろ!」
「うん。やってみたい? 最強ならクリアできるかも」
由香里がフフッと笑う。
「ぜってーやらねー」
「だよねー」
由香里の手が背中から肩へ戻り、肩から
おそるおそるさわさわと不思議そうに触ってくる。どんな形をしてるのかと指で手のひらで
「由っ香里、もう少し、強くっ」
「えっ、これ、
だーかーらー、あぁっ。ビーの奴、マジで何にも教えてねーな。暗殺術ばっか教えやがって。
「ちげーよ。
「
由香里は
「アズキ、苦しそうだけど大丈夫?」
由香里の声が
「え? どしたの? いきなり何? ちょっと待って。まだ
パニクる由香里をキスで
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