第80話
樹海を
頭上には青空が広がっている……。久しぶりに空を見た。由香里は両手を広げて深呼吸をした。
草原を
「ツッチー!」
「由香里、ご
大型犬ツッチーは、
「どうぞこちらへ」
ツッチーの後をついて行くと、草原の真ん中でいかつい大男が
「ナルシィ!」
笑顔で
「えっ……? ナルシィ……何で?」
「ふむ。由香里、
そう言うとナルシィは刀を
「ふむ。少しは腕をあげたようだな。うむ。不死の
ナルシィは刀を
「えっ⁉ 今からですか?
「うむ。今だ。戦いに休憩などあるか。
ナルシィは
「そ、そうなんですね。ないんですね。休憩、ないんだ」
由香里は、はぁ~、とため息をついて刀を構えた。
ナルシィの稽古は
「うぬぅ。
ナルシィは鬼だ、と由香里は思った。
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