第61話
翌朝。日の出とともに起こされた由香里は目をショボショボ。
「おはよ〜、アズキ。早いねぇ。ツッチーもおはよ〜」
朝が弱い由香里はムニャムニャとアズキを抱きしめなでなでした。ついでにツッチーもな〜でなで。
ツッチーの
「あ、ナルシィ。おはようございます」
由香里は寝ぼけ
「うむ、おはよう。
ナルシィは、あっと言う間にいなくなった。
数分後、由香里は道に迷っていた。
「道は迷うものでしょ」
由香里は当たり前のように言う。
「いやいや、迷わないための道だろ」
アズキは不安になってきた。由香里はガサガサ草をかき分けて、つまづいたり
「そうなの? 私は地図を見ても迷うけど? 道が多いと選択肢も増えるしね。まぁでも、歩いていればそのうち着くでしょ」
迷い
数時間後。このままでは夜になっても川に着かないかもしれない……。不安でいっぱいになったツッチーが先頭に立った。
「由香里、こちらです。川まで案内しますので、私の後についてきて下さい」
やっとこさっとこ川に
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます