6.執筆の記録をつけよう

 書く内容が決まればこちらのものである。

 あとはひたすら文章を整えるだけだ。


 ここで私が重要視したのは『焦らない』ことだった。

 焦りはスランプに直結する。

 だから進捗を数値化して『今ここまで進んでいるから、このまま進めていけば必ず終わる』と自分自身を安心させる必要があった。


 私は、下記の情報を表計算ソフトに毎日入力した。

 ・今日の目標(=3,500字)

 ・今日書いた文字数(実績)

 ・今日までに累計で何文字書けばいいのか(予定)

 ・今日までに書いた文字数の累計(実績)


 その結果、下記のことがわかった。

 ・必ずしも毎日目標を達成できるわけではない

 ・予備日や他の日に遅れを取り返すことができる

 ・あわよくば予備日にストックを作ることもできる


 私にとって【数字】は、「今日はできなかった」と自分を責めるためのものではなく、「ストックがあるから余裕」と怠けるためのものでもなく、【「このままのペースで書き進めればいい」と安心するためのもの】だった。

 このやり方は私にはとても合っていた。

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