20.

だってそうだろ?

今まで散々俺の事を、 バカにし、見下してきた男なのだが、アルナさんの殺気に怯えていたの

だから、思わず笑ってしまい、そして俺は言ったのだ。

アルナさんに、こう言ってやったんだ。

アルナは、ラバン達を見て言った。


彼女は微笑んでいるが、目はまるで笑っていなかった。

そしてアルナさんは、そのまま俺達の前に出て来ると、奴等を威嚇しながら俺達に話しかけて来たのだ。

その表情はいつも俺に見せる優しげな笑顔ではなかった。

彼女の顔を見て、俺は改めて思った。


「(やっぱり、彼女は凄いな)」


と、 そして俺は、彼女を見て言ったのだ。

アルナさんに、


「俺の事を頼む」


そう言われたからこそ俺は、あいつ等と戦ってやるのだ!

俺の答えを聞いたアルミナも俺の側にやって来たのだ。

そして、俺とアルナさんと二人で、奴等の方を向きながら、構えを取った。

そんな俺達を見て、奴等は少し動揺している様だったのだが、すぐに持ち直したみたいだ。


しかし、そんな中でも一人だけ全くと言って良い程に動じていなかった者がいたのだった。

それは何とその男はラバンだった!

俺はその事に疑問を感じていたら、その事を見抜いたのか奴が口を開いてきたのだ!

そして奴はその事に付いて説明してくれたのだった!


その言葉を聞いて俺達は驚いたのであった!

奴等の目的はエリーゼではなく、実は俺だったみたいだ。

その事を聞いた俺達は奴等の話を聞く事にしたのであった!

俺はある事に気づいたのだ。


その事は、奴が、何故、エリーゼにあんな事を言わせたのか?

だ。

もし、仮にだ、エリーゼのあの態度が本当だとしたら、奴は、何故、わざわざエリーゼにそんな事をさせたのか?

それがどうしても理解出来なかったからだ!

俺がそう思っている間に、話は進んでいったのだった!

そんな奴等の話を聞いた俺と、アルミナさんは驚きを隠せなかったのである。


そんな、俺達を見て、奴は、


「おいおい、どうしたんだ?その程度かよ?」


そう言ったのだった。

そんな奴の言葉を聞いた、俺達は思わず笑ってしまったのだ!

そして、俺は、こんな事を言ったのだ!


「おいおい、お前等が、俺の実力を知りたいから、勝負しろだと?」


そんな俺の言葉を聞いた、ラバンの顔色が、みるみると、悪くなっていく。

ラバンが、俺達にこんな事を言い出したのだ!

俺と、その仲間達との戦いを、奴等の戦いを見てみたいと言い出してきたのだ!


しかも、俺達を、見返すチャンスをくれてやると、 そんな彼の提案を俺達は、あっさりと受け入れたのだ!

そんな俺達を見ていた、奴等はニヤリと笑ったのである。

そんな、俺達をみて、アルミナさんが、 私も戦わせて欲しいとお願いをしてくる。


勿論俺は了承して、二人を見守っていたのだが、

その時俺は、何故か嫌な予感がしたのだった!

俺達は奴等に戦いを挑むべく、お互いが戦闘態勢に入ったのだが、その前に俺達は奴等との話を続けていたのだ。

その話の最中に俺は、ラバンの言っている事が嘘ではないのかと疑っていたのである。


その疑いに、俺は、奴等と話すことにしたのだ。

俺はラバンに質問をしたのだ!

すると奴は、その事に関して詳しく教えてくれていたのだ。


「(やっぱり、そうだったんだ)」


俺は、奴の説明を聞いて、やっと納得したのである。

そんな時、アルミナさんが、ラバンの方に近付き、彼に、剣を向けたのである。

その行動を見て、奴等は慌てていたのだ。

俺の方を見て、アルミナさんに攻撃をするように促してきたのだ。

そんな奴等に俺は、呆れながらも仕方なく従う事にした。


「おいおいおい、仕方ないから、お前等の言う事を聞いてやるよ、感謝しろよ」


俺は剣を構えるとラバン達に向かって駆け出すと奴等も俺に攻撃して来たのである!

俺は、奴等が放った風の魔法に対してカウンター技を放ったのだ。

その技を見た奴等は驚いていたのであった。


奴等が驚く隙に俺は、ラバン達に一気に接近すると、そのまま斬りかかるのだった。

俺は奴等に剣を振りかざすと、そのまま奴等に斬りかかった。

すると奴等は慌てた様子だったが、すぐに体制を整えてきたのだった。

奴等を俺は見つめながら、奴等との戦闘を続けたのである。

俺は気付いたのだ。

俺達が戦う姿を周りの者達は、 皆一様に、俺達の姿を見て、応援をしていたのだ。

俺達を見ていたアルミナさんは、とても嬉しそうに俺達を見守っていてくれたのである。


俺達の戦闘を見て、ラバンは、驚きを隠せないのか固まっていたのだった。

奴を見て俺は、思わず笑ってしまったのだ。


「なんだ?今更後悔しているのか?情けない男だな!」


俺の言葉に反応するかのように奴が怒鳴ってきたのだ。

そんなラバンにアルナさんが声を掛けてきていて

ラバンの仲間の一人が俺達を攻撃してくる。


その攻撃を避けながら、俺はアルナさんに、奴に気づかれないように、小さく囁いた。

俺の言葉に、アルナさんはコクリと無言で、しかし力強く返事を返してくれて、

俺はそんな彼女に頼もしさを感じていたので、

俺達は、奴等の攻撃をなんとか避けきったのだ。


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