10.

何故なら目の前の美少女には目が釘付けになる程の魅力があったからだ!

正直言って俺には勿体無いくらいの美貌を持っていた彼女は何者だろうかと思っていたら、不意に話しかけられた為驚いてしまうのだった!

彼女は俺の事を見つめてきて微笑んできたかと思ったら俺に話し掛けてきたかと思うと驚くべき事を言ってきたのだった!

俺はその言葉を聞いて耳を疑ったのだが俺はどうしても信じたくなかったためもう一度彼女に聞いたのだった!

彼女は俺に笑いながら答えてきたのだった!


「貴方はまだ私に対して未練があるみたいね?」


彼女はそう言って笑ってきたので、


「当たり前だろ!」


と答えると更に笑い出したので何だか悔しくなったものの、彼女は意外な言葉を口にしたのである!


「なら、良いわよ、婚約破棄を撤回してあげても、貴方が私にエリーゼ様、貴女様こそが我が運命の人なのですとか言い続ければの話だけどね」


と言った途端に勢いでしたのでかなり恥ずかしかったのですが後悔はしておりませんとも、ええ、本当にしていませんよ?

多分……いや絶対しません!

うん、大丈夫だと思う……。


さて気を取り直しまして、改めて彼女をよく見るととても美しく可憐でした。

私はつい照れてしまい顔を背けてしまいました。

それを見た彼女も顔を赤くしながら言いました。


「……わ..私も貴方の様な素敵な男性に初めて出会ったものだから戸惑ってしまいました」


彼女が言った言葉を聞いて僕は嬉しくなりました。

しかし僕の心の中は不安でいっぱいになったのです。

何故かと言いますと私がずっと彼女と一緒にいたいと思っているからです。

何故ならば私の大好きな女性ですから仕方がないでしょう。

もう1人の彼女は別に何とも思ってないらしくむしろ喜んでいるようでしたが僕自身は全然そんな事はありませんが彼女が喜ぶのならと思い仕方なく受け入れました。


俺は今、ある女戦士達と暮らしているのだ、その理由としては彼女達が実はとある国のお姫様たちだったからだが、

彼女たちとの出会いについては今は話さないことにするが、これから話す内容は彼女達と出会った時の話をする事にしますかね?

まあ暇つぶし程度に見ていってくれたら幸いなのだがね?

(あれは、今から少し前の出来事だな?あの時は確か新しくパーティーを組んだ彼女達の実力を見る為にギルドの依頼を受けて

ドラゴン退治に向かったんだがね?

まあその時に色々あって結局彼女達を助ける事になった訳なんだが?

まあその話はさておき、本題に入るとしようか? そうだな、先ずは何と言っても最初の出会いはゴブリンの巣の中に置いてかれた所を助けられた時からかな?

そこから始まりが始まりだった。


今となっては良い思い出になっているからな、そこは感謝しているかな。

その後は、ダンジョン攻略したりして順調に仲間も増えていったんだよな。

ただ問題はこの後だったんだ。


その後に例の聖剣を取りに行くクエストを受けた際に問題が発生した訳だ。

あのクソ野郎のせいで仲間を失ってしまったんだからな、しかも目の前で見せしめの様に殺されたんだぞ。

いくら何でも許せるはずがない、そこで俺は奴をこの手で殺すと誓ったんだ。

そしていざ、戦いを始めると奴は余裕綽々って感じだったな……あれでは勝てる気がしないのは一目瞭然だったのだが……。

それでも一矢報いるくらいはしてやろうと思ったわけだよ……。


「はっ!」


って言いながら剣を振り下ろすとあっさり避けられた挙句、逆に腹に重い一撃を入れられてそのまま吹き飛ばされてしまう……。

くそっ!

悔しい……しかしこのままではやられてしまうと思ったその時だ。

仲間の一人の少女が助けに入ってくれたので助かったという所だったな……。

そして次に見た光景は、何と奴の仲間の一人だった奴が倒れている姿だったのだよ……。

その光景を見た途端、一瞬頭が真っ白になってしまったのだが、その瞬間、俺の意識は飛んでしまっていたらしい。


恐らく気絶してしまったのだろうと思う。気が付けば目の前には、奴の死体があってなに、


「悪いなお前ら、後は任せたぞ……」


と言って消えて行く瞬間を目撃したんだ……!

そんな衝撃的な場面を見せ付けられてしまった上に奴に言われた言葉が頭から離れず、絶望感に襲われたまま暫く立ち尽くしていたのだが、

仲間に声を掛けられて我に返った俺は急いでその場を後にしたんだったが、まさかあんな事になるなんて思いもしなかったんだ。

何せ死体すら残っていないんだからなぁ……?

それがまた余計に俺を混乱させる要因にもなっていたんだと思うんだが、それからしばらくした時の事だった。

何と奴の遺体が見つかったと言う報告が入ったんだよ。


「何だって!?それは本当か!?よしっ!すぐにその場所に向かうとしよう!」


こうして俺たちは大急ぎで向かう事にしたんだよ。

そしたら案の定と言うか何というか、見事にバラバラになっていたんだけどなー、

これで確実に死んだ事は確定したわけだが、そうなると新たな疑問が出てくるんだよ。


「じゃあ一体誰がこんな事をしたんだろう?」


俺が独り言を口にすると仲間達は不思議そうな顔をしていたのだが、やがてハッとした表情をすると何やらブツブツ言い出したのだ!

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