7.

俺達は、相手の攻撃を受けないように、必死に避けつつ、攻撃するのだが、全くもって、ダメージが与えられない!

それどころか、俺達は、どんどん、劣勢に追いやられていく、そんな中、仲間達は、俺に、支援魔法をしてくれる。

俺は、聖剣の力を開放して、一気に勝負を決めることにしたのだ!

聖剣の力を解放する技の名は、シャイニングブレードと言うらしい!

その言葉と同時に、眩い光の剣が現れ、相手に襲いかかる!


「ぐわぁぁぁ」

そう言いながら相手が怯むのを見て、俺達は追撃をかける。

トドメを刺そうとした瞬間、相手は言ったのだ!


「お前達の実力はよく分かった、僕と戦っても、勝てる見込みは無い事も良く分かったよ、だから、ここは一旦引くことにする。

でも、もし、僕がもう一度来たらその時は魔王軍の総戦力を連れてお前たちの息の根を止めるからな!」


そう言うと、ヴァンパイアキングはそのまま、何処かへ消え去ってしまった。

俺は、仲間達と、その、ヴァンパイアキングが消えた方向を見つめていた。

俺は、エレミアと、アルナと、とりあえず、トナーロの村を目指す事にした。

トナーロの町には、3日あれば着くらしく、それまでは、のんびりと旅をしようと思う。

村に着いた時に、衝撃的な事実を知る事になる。

村にはなんと、冒険者ギルドがあったのだ!

村はとても賑わっていた!


村のど真ん中にある為か、村の規模に対して、かなりの大きさを誇っていたのだ!

俺達は早速中に入る事にした。

そして、受付嬢の人に話を聞く事になったのだ。


どうやら、この村では最近まで、魔物による被害が多かったらしいのだ!

その為か、この村にいる人達は皆、筋肉ムキムキだった!

まぁ、でも、中には女の人も居たけどね!


そこで俺達は話を聞いてみることにしたのだ!


「あの~すみません、少しいいですか?」


そう言って、俺が話しかけると、ギルド職員は嬉しそうに答えてくれる。


「あら、どうしました?」


「いえ、この村に来たばかりで、何か手伝える事があればと思ってね!」


そう答えると彼女は、嬉しそうに微笑んだ。


「そうですか、それでは、私の依頼を聞いて貰えますか?実は今、王都からの依頼で薬草を集めないといけないのです」


彼女はそう言って、大量の薬草を見せてきた。

それはかなりの量がある様に見えたのだ!

俺達なら簡単に集めれるだろうと踏んで、依頼を受ける事にするのだった。

すると、彼女から報酬の話をされるのだった。

それは、銀貨10枚と言う金額だった。


「ところで、エリーゼの依頼どうするの」


そう聞くと彼女はこう言ったのだった!


「そうですよね、この仕事は大変なので、やっぱり、他の人にも頼んでみます」


そう言って立ち去ろうとした時、俺は彼女を呼び止めたのだった!


「エレミア、グラクエは俺のパーティーだけでだろう?」


そう言うと彼女は首を横に振るのだった。


「他の人を誘ってはいけないと言われてないわ」


そう言ってきた。

いや、そりゃそうだけどさぁ……そう思いながらも俺は言うのだった。


「まぁ、私達だけで出来ないと、やっぱり、ロイスは使えないと思われて、本当に、見捨てられるかもしれないからね」


そう言うアルナは俺の事を見下す様な目で見てくるのだった。

同意するように、クラチェンしたてのエレミアも言うのだった。

同調するように、他の女達も頷くのだった。

俺は彼女達に、こう聞いたのだった。

どうして、そこまで俺を馬鹿にするのかと?

すると、彼女達はこう言ったのだった。


「このグラクエが私達だけで達成出来たら、エリーゼ様が婚約破棄を解消して下さるのでしょう?

ああ、後パーティーに入って下さるんでしたっけ?私、てっきり忘れて居ましたわ」


俺はそう言われてイラっと来ながらも平静を装っていた。

グラクエは直接受けたので、ギルドでも把握してない特別な依頼なので、お断りできない。

俺は仕方なく続ける事にしたのだった。

しかし、その前にある事に気が付いたのだ!

それは、エレミアの職業の事だったのだ!

俺はこう言った。

「なぁ、お前達、さっきも話したけど、グラクエはクリアしたんだし、後は報酬を受け取るだけだろう?」


そう言うと、皆、不満そうな顔をするのだった。

しかし、それでも、俺が、受けないと強く言うと、渋々と言った様子で、納得してくれたのだった。

そして、エリーゼにグラクエの達成報告をしていると


「敵襲です、ヴァンパイアキングの軍が王都に」

そう兵士が慌ててやって来たのだ!

俺達は急いで準備して王都に向かう事になった!

そして、街の入り口には大勢の兵士達がいた!


「エリーゼどうするんだよ」


「兵よ、屈強な兵士達よ、貴方達の勇士に感謝します」


エリーゼの声に沸き立つ歓声。

流石は王国の王女である。

カリスマ性が高いのだろう。国民からも慕われているようだ。

そんな民達を横目に、私は足早に王城へと向かう事にした。

何故なら、一刻も早く国王に謁見しなければならないからだ!

なぜなら、私にはやらねばならない事があるからだ!

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