甘い甘いケーキの様に……

たから聖

第1話 甘い甘いケーキの様な君。



『?! …………何よ!』


『おまえ~~今の顔、ちょ~不細工だなぁ。』


『何だってえええ??!』


わたしって、不細工?!💦💦💦

せっかく、みなとと付き合えたのに……



昔と変わらないッッ!!!フンッ。



『あ~あぁ、行っちゃったぁ~。

ちょっとしたジョークなのになぁ……アイツしょうがねぇなぁ?』






★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



テレビを付けると、やれハロウィン🎃だの仮装だの、メイクだのと…………。


『うるさい。うるさい。

うるさい。うるさいΧ10』



何なの一体?!プンスカ💨💨💨

わたしはあるアイデアを思い立つ!


『これならば、見返せる!!』



早速、渋谷の街へと消えていった。



『フンフン♪♪♪フンフン~』


いつもより、メイクばっつり!!


ウィッグ付けて、カラコン付けてバッリバリにキッメキメに、わたしは街へと繰り出した。



知らないんだから。フンッ』




そして…………キッメキメの

バッリバリに変装した様子が


たまたま、テレビ局の記者の目に止まる。




『ちょっと!!そこのキレイですね?!

インタビューして、いいですか?』



『あはは、良いですよぉ。』



『そんなに、過激なファッションしたら、親や彼氏に



『…………大丈夫~。わたしって独り身みたいなモノだから。』



『でも、お姉さん、谷間見えちゃってますよ?!これ。テレビ映って大丈夫?ホントに。』



『大丈夫だよ。誰も心配してくれないもの。』



賑やかな渋谷交差点で、あたしはインタビューを受けた。


『あぁ~久しぶりに羽根伸ばした!楽しいで~~~す!!』


いえーい。とVサインを見せた。





お酒に酔っ払いながらも、淫らな姿をテレビ放送にさらした、

あたしは、すっかり気分が良くなっていた。



後日、その場面が放送されると

スマホが鳴り止まない!


『んも~~誰よ!!!!?』



電話に出ると、アイツだった。

みなとは、息を荒くして怒っていた。あたしは不思議に思って

聞いてみると…………。





『おまえ?!!!!あんなみっともない姿見せて!!?何やってんの?!!!』



『フンッ。どうせ不細工なんでしょう?私のやりたい様にして

何が悪いのよ?』



『俺は……俺はッッおまえが

。だからッッ!!!』

『さち恵の、バカ野郎!!!』




『俺に、こんな言葉を言わせるな!!!恥ずかしいだろ?!』


『お前はッッ!!!俺だけの彼女なんだ!!!』






プチッ。ツーツーツー…………






しばらくすると、ベルが何度も何度も、勢いよく鳴り止まない。


慌てて出ると、そこには。





みなと……どうして?!』


『おまえは、バカか?!

忘れたのか?!』




『おまえと、この先もずっと仲良くして、行きたいんだよ!!!


好きだっつってんだろ?!何度も言わせるな!バカ女!!!』




『……へ?……は?え?💦』


みなとは、あたしをギュッと抱き締めた!みなとの良い香りがする。


『照れ屋さんなんだね?ふふ』




お互いを強く抱き締めあって、

あたしは、みなとの最愛の人に

なれた…………




街には、イルミネーションが点灯している。今年のクリスマスイブには、一緒にケーキが食べれるね?



ね?……

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甘い甘いケーキの様に…… たから聖 @08061012

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