3月21日 トライガンとガンニバル

 トライガンスタンピードをちまちま観ていたらトライガン原作が気になり始めて読んだ。面白かった。この面白かった、主にどこに集約される面白かったなのかなあと考えた結果、郷愁のようなものだと思い当たった。

 なんというか、昔によく食べた味、という雰囲気だった。想像の域を出ないのですが、今から二十年くらい前……?もうちょい前か……。90年代くらいかな。なんせそのくらいの時期の所謂同人誌って、こんな感じの漫画作りの人が多かった気がした。私は一応漫画を描くこともあるのですが、コマ割り的なものは蟲師を参考にすることが多く、それは蟲師をめちゃくちゃ読んでいた時代に漫画を一番描いていたから模倣先になったという話で、当時の同人誌描きさんはトライガンを参考にした人ないし、トライガンを読んで漫画描こう!となって描いてみた人などがそれなりにいたのでは?と勝手に予想した。

 もちろんトライガンだけではなく同じ年代の他の漫画も参考にされていると思う。そしてトライガン、ならびにトライガンマキシマム、俺も漫画を描いてみたい……!となる熱さに溢れた作品だったなあと草森くんは思いました。ウルフウッドの夢女になりました。


 トライガンのあとにガンニバルを読んだ。トライガンを探していたら偶々見つけた漫画で、ハンニバルパロか〜?と軽率に手を出したら全巻大人買いすることになった。

 いやこれ……面白いんですよ。確かにハンニバルパロでもあるというか、カニバリズム題材なので食人のやばい爺さんとか出てきて暴力表現がとにかく多くて、猟銃勢力や国家権力の警官などにより銃撃戦が行われて舞台はなんと山奥の限界集落!主人公は人を殺したことのある思いっきりヤカラな駐在!主人公の対になっている限界集落の名家のスナイパー次期当主!限界集落自体もヤバすぎる!おっさんキャラが飲み会で主人公の嫁の尻を叩き、「グラス空いてるけど?」と言うシーンにいや〜〜〜〜!!!!コレコレ〜〜〜〜!!!!!クソ田舎テンプレートやった〜〜〜〜!!!!!!となること請け合い!

 猟銃軍団、暴力警官、方言の長髪、カニバリズム、限界集落クソ田舎、因習村のやばめの奇祭、この辺りのワードが気になった方にはおすすめの作品です。ドラマもあるし、漫画は完結済みなので求めやすい!


 面白い漫画を立て続けに読めて幸せでした。漫画ではないですが平山夢明先生の俺が公園でペリカンにした話をやっと買えたので、腰を据えてじっくり読みたいと思います。


 急に寒くなりつらい!

 また会いましょう。

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