3月22日 シン仮面ライダー

 シン仮面ライダーを観てきた。めちゃくちゃネタバレ感想を書く。改行入れておくのでまだ観ていない人は気を付けてください。

















 というわけでシン仮面ライダーを観てきた。森山未來が黒髪長髪で出てくると聞いたからだ。とはいえシン・エヴァンゲリオン、シン・ゴジラ、シンウルトラマンと観ているのでシンカメもキメておくかと思ったからでもある。

 実はゴジラとウルトラマンは映画好きの母親と幼き日々の弟により多少の履修があった。でも仮面ライダーはなかった。龍騎は観たが、初代については一ミリも知らなかった。仮面ライダー1号の藤岡弘が撮影後にバイク事故で足が捻れて入院になり、2号が出ることになったという話だけ何故か知っていた。

 この感じで観に行ったが、とても面白かった。まず「暇だな〜」と感じる場面がなかった。冒頭から早速緊迫した場面で、逃げてる……?と思っている間に落下し、ヒロインが殺されかけ、仮面ライダーが助けに来る。

 これめちゃくちゃびっくりしたんですが、めちゃくちゃ血が出る。ショッカーを殴り殺すとめちゃくちゃ血が出る。オーグを蹴り殺してもめちゃくちゃ血が出る。でも大人になってからウルトラマンやら仮面ライダーやら、キッズ向けの特撮を観るとちょっと思ってたんですよね。超殴ってるけど全然血出ないな〜……と。

 その辺りをリアルにしてみた仮面ライダーを監督自体が見たかったのかな?と勝手に庵野監督の心情を想像したりした。

 逃げの冒頭が終われば直ぐに状況説明が挟まり、あれよあれよと爆発四散!待ち構える政府!社会脅威排除の協力要請!

 斎藤工と池松壮亮、無伴奏って映画でゴリゴリの濡れ場やってるんですよね。なんかそれ思い出してしまい、挙動不審になりました。

 噛ませ犬っぽさがすごいコウモリおじさんやらなんでもやってくれる長澤まさみのサソリオーグやらルリ子とハチオーグによるクソデカ感情百合など見所満載な中、要所要所で本郷とルリ子の信頼関係構築も行われ、そんな中で出てくる………黒髪長髪男性!!!!森山未來!!!!!!

 ありがたい話ですね。めちゃくちゃ好みの顔面である森山未來さんが黒髪長髪でラスボスとして現れる、庵野監督は素晴らしい監督です。

 この森山未來、本当に見応えがあるんですよ!まず所作が優雅で、たしか森山未來さんてダンサーでもあったと思うんですがめちゃくちゃ生かされている役どころだなと思った。変身してからの技も踊りの技術を感じるキレと動きで、黒髪長髪が………舞う!蝶のように派手に舞う!ありがと〜〜〜〜!!!!!!素敵です!!!!!!!静かに座っているだけでも雰囲気があり和装が本当に似合う!

 なんか結構ストーリー自体は変にいじってないというか、王道を進んでいったと思うんですよね。出会い、交流、別れ、新たな出会い、次世代へのバトンタッチと流れていき、孤独を抱えていた主要人物達はほんのちょっとだけでもわかり合い、幸せというものをかんじられなくもない……という作りになっているのかなと思いました。

 ルリ子がしばしば綾波レイに見えたのが私だけじゃないといいな。それから仮面ライダーファンの方なら色々拾えた小ネタがありそう。私がわかったのは本郷vs一文字のところで本郷の足が捻れてたやつだけです。1号離脱の事故の様子。違うかったらごめんなさい。


 こんな感じで楽しみました。推しは当然のように蝶オーグの一郎兄さんですが、柄本さんの顔が好きなので一文字隼人にもぐっときました。本郷くんとずっと一緒にいれて良かったね……。


 特典のカードではピンポイントで森山未來さんを引きました。ありがとうございました。

 また会いましょう。

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