宴會
凱風飄陰雲,白日揚素暉。 凱風は陰雲を飄し、白日は素暉を揚ぐ。
良友招我遊,髙會宴中闈。 良き友が我を招きて遊び、髙會して中闈に宴す。
玄鶴浮清泉,綺樹煥青蕤。 玄鶴は清泉に浮かび、綺樹に青蕤は煥く。
穏やかな南風は暗い雲をひるがえし、輝く太陽は日輪を空にかかげる。
良い友が私を誘って遊び、宴会を開いて宮中で酒盛りする。
伝説の黒い鶴は清らかな泉の上に浮かび、綺麗な樹木に青々と花が輝いている。
☆凱風飄陰雲,白日揚素暉。
気持ちのいい夏空の描写としてシンプルに好き。前の遊覧詩とは違い、快活な心情を詠んでいる後の句を導く情景描写になっている。
漢詩に描かれる季節は春秋が多く、夏冬は少ないと聞いたことがある。陳琳は南方出身だから、もしかしたら暑い季節が身近だったりしたのかな。
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