「建安七子」の一人としての陳琳

 建安七子とは、主に建安年間(一九六~二二〇年)に活躍した詩文家です。

 曹丕の書いた「典論論文」中に「今之文人、魯國孔融文擧、廣陵陳琳孔璋、山陽王粲仲宣、北海徐幹偉長、陳留阮瑀元瑜、汝南應瑒德璉、東平劉楨公幹、斯七子者、於学無所遺、於辭無所假。」(『文選』巻五二より)とあることから、この七人をまとめて「建安七子」と呼びます。

 「典論論文」では陳琳について、阮瑀と共に「章、表、書、記、今之雋也。(章、表、書、記といった散文の文体では、現在の最高水準である)」と言及されています。ざっくり言うと、文章がめちゃくちゃ上手かったのです。



次ページから、建安七子の作品を紹介していきます。(本当はこの本、建安七子プレゼンBOOKにするつもりだったのですが、間に合わず断念したその名残のページです。七子全員のプレゼンは今度リベンジします。)

 内容は、

・名前

・生年(推定)と卒年

・出身地

・作品紹介(一部抜粋)

 となっています。挙げた作品のチョイスは好みです。あとこの世に日本語訳が存在する作品です。ここに載っているのは作品のごく一部ですので、気になる作品があったら、ぜひ作品の全文を読んでみてくださいね。

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