第3話 オジ犬に服を着せよう

 犬の散歩は毎日行かないといけない

 なので私は毎日このおじ犬を朝晩に散歩に連れて行っている。


 全裸で太ったおじ犬を!


 毎日毎日毎日毎日毎日!!

 けつばっか見せやがって!もー我慢の限界だー!

 ケツを毎日見せられるストレスが限界に来た時、私は考えたんですケツを見なくていい方法を



 その1:服を着せる

 普通におじさんだからお父さんの服が着れるだろうと思っていたが、実際は人型ではなく犬の体型なのできれなかった。

 しかもお父さんの服が毛だらけになった。


 犬用の服はネットで買えるんだけど

 何故かお尻は隠さないタイプなんだよね



 その2:オムツを履かせる

 蒸れるらしく嫌がった腰を振りながら足をバタつかせオムツを脱ぐさまは悪夢だった

 私の精神衛生上かなり悪いので二度としない



 その3:前を歩く

 そもそも後ろにいるから見てしまうわけで

 前を歩けば見えないだろうと考えたが

 何故か走ってでも前に行く

 メタボの癖に早い!


 こいつまさか、わざとか!ケツを見せて喜ぶ系の変態か!


 色々考えたが結局は全裸だったりする。



 近所のゴールデンレトリバーのゴン助はハーネスを付けている。


 なので、私にはベルトを身体に巻きつけた

 変態オジに見えるんです。



 ぐぅ!キツイ!


柴犬のメアリーはフリフリの服を着ている

きっと犬の姿なら!可愛いと思う


が!私にはオバさんがピチピチでフリフリな服を着てるように見えるんです!


しかも、お腹から下は履いてないんです!丸見えなんです!


なんだこの幻覚は...


せめて服を着てるように見えればいいのに

なんの嫌がらせだよ!


私は自分の頭に悪態をつきつつ、今日も全裸のオジを散歩する。






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