カペー朝。
その後、フランス王国へと脈々と続く、この家系。
個人的にはアウグストの知略が子々孫々と細々と続いていった、
そんな気がします。
作者からの返信
フランスという国を統御していく王統。
揺籃期には、風前の灯火ながらも、その火を絶やすことなく、むしろ燃え上がらせた家、カペー。
……おっしゃるとおり、フィリップ二世こそ、その火を燃え上がらせたと思います。
ありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
欠地王とは、ジョンが大陸側の領土を失ったことではなく、そもそも父ヘンリー二世が、ジョンに領地を与えなかったことに由来する。
――んですが、私もずっと領土を失ったからと思っていました><
前作を読んでだいぶ考えが変わりましたが、ジョンさん、本当に厳しい立場だったんですね……。
作者からの返信
領土ロストも、後世からすると「欠地」なんで、「後世からの」あだ名としては合ってると思います^^;
でも当時は、ヘンリーパパが「あ、お前に挙げる土地無いわ(笑)」という由来だったんでしょう。
そんなわけで、ようやっと王になったジョン。
リチャード兄貴の「やらかし」の後始末をしなきゃいけない上に、尊厳王が虎視眈々と狙って来ているし、不人気だし……御作の辺境伯が同情してくれそうな感じです^^;
ありがとうございました。
この辺りまでは、アリエノールの物語で描かれてた部分ですね。
ジョンはリチャードの弟だけあって、結構似た者だったんじゃないかと思います。
ただ人気が無いという一点で劣ったのが痛かったのかもしれません。
そういう意味じゃ名声も馬鹿にはできない時代なのかな。
作者からの返信
そうなんです。
アリエノールのお話と、このお話は表裏一体なんです。
こっちの話を先に書いていて、それであの同題異話のお題が出たので……という流れです。
ジョンはジョンで、結構いくさ人としての面を持っていたと思います。
しかし、「ザ・騎士」のリチャード兄貴の方が、どう考えても人気高いし……。
そのリチャード兄貴が散々にした国庫とか少なくなった兵とかで、何とか切り盛りしなきゃならないジョン。
しかも兄貴の人気の分だけ不人気という、恵まれないジョン。
マグナカルタ関係で、徹底的に下げられちゃったからなぁ……。
ありがとうございました。
クロスボウにそんな威力が!
それは所持禁止になるわけだ(いつの話だ…?)。
ほぼイギリス憲政史の悪役としてしか出て来ないジョン王に英主の一面があったとは、初めて知りました。
これからどういう戦いが展開するかたのしみです。
作者からの返信
クロスボウは、うん、禁止した方がいいですね。
危ないと思います^^;
でも英仏百年戦争だと、イギリスのロングボウがフランスのクロスボウを上回って勝利したりするという皮肉。
ジョン王ってたしかにダメダメなところはあると思いますけど、彼のやったことをよーく見ると、わりと光る部分があったりします。
母アリエノールを救うために長距離速攻をかますとか、ありえないぐらい戦術面の能力があると思います。
そしてこれから描くブーヴィーヌの戦いでも、戦略面でも遜色ない才能を示します。
ありがとうございました。
拝読致しました。
リチャード獅子心王、ライオンハートって名称はやたらとカッコイイのですよね。クール・ド・リヨンなるお酒まであるし。(*´▽`*)カルヴァドスオイシー
ですが、実際にエピソードを見ると首を傾げてしまうような気がしてます(^_^;)
そんな兄を持ったジョンさん。負の遺産を受け継いだ部屋住み冷飯食らいさんが、そんな百六十キロの速攻をカマせるとは驚きました。
次話では、陰ながらジョンさんを応援しつつ読んでみます(^^)ケッカハキマッテルケド
作者からの返信
たしかに獅子の心は持っていたと思いますよ、心は。
だがいかんせん、王としては疑問符を禁じえないリチャード1世。
騎士としては最強だし、戦いに命は惜しまないところはあるんだけど、じゃあ指揮官としてはどうなのというところもあるし^^;
そんなわけで、リチャード兄貴が全額戦争にぶっこんだ国庫を見て、ジョンは泣いたでしょうね^^;
それでも建て直して、しかもあのフィリップ尊厳王とがっぷり四つ組んだジョンは、かなりの「王」だと思います。
市民革命的にはアレな存在ですけど、あの当時ジョン以上にイギリスを保てる人はいなかったんじゃないでしょうか。
長距離速攻とか双頭の蛇とか、戦術戦略外交、どれをとってもトップクラスだと思うんだけどなぁ^^;
ありがとうございました。