第12話野球

野球と苺。


両方取り戻した鷲尾は最高の気分だった。


昼間は、野球。夜は苺。


時間惜しむように苺を強く強く抱きしめた。


「ねぇ、鷲尾君は、プロ野球選手になるの?」


「分からない。プロのスカウトには何枚か名刺もらったけど、俺は、苺と暮らせるだけで良いよ。」


苺は、心配そうな顔で鷲尾を見つめた。


鷲尾は、タイムリープしてきた事をすっかり忘れていた。


練習後、田村に聞いた。


「田村は、プロ野球選手になるのか?」


「とんでもない、俺は家の酒屋を継ぎますよ。先輩みたいな人がプロ野球になるんですよ。」


それを苺に話すとプロ野球選手になって成功する人は一握りらしいよと言われた。


鷲尾は、一物の不安を感じた。


そんな活躍出来る選手になれるかな?


でも、苺がいれば何でも出来る気がした。


「大丈夫だよ。」


と鷲尾は言って苺のあそこを後ろから手で触っていかせた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る